こんにちはパクロス編集長の平野です。


雑誌編集長の業界ウラ話オモテ話Ⅱ


続かん神話の続きの歌合せ



神話は、
歴史の始まり、
天地開闢から語り起こして、
現代に至ります。
イザナギとイザナミが出会って国を生んで…とか。
アダムとイブが、カインとアベルが、アブラハムが…とか。
世界の始まりを、
誰の子が誰でその子が何してまたその子が云々、
むやみに詳細に語ってくれます。
かくして、

さぁ物語の続きは君たちが綴って行きたまえ。
ということになりますが、
ここに、


世界の終わり方までむやみに詳細に


語ってしまった神話が存在します。

続かねえ!
オーディンとかヴァルハラとかユグドラシルとかが登場する、
北欧神話です。
そこでの世界の終わりは、
「ラグナロク」と言います。
RPG系のゲームでよく出て来る言葉ですね。
確かFFⅥでは武器にするか魔石にするか選べた気がしますが、
そんなマニアックな話は置いといて、
本来の意味でのラグナロク。
そこで述べられる世界の終わり方がですな、
ミョ~に具体的な感じで面白いのですな。
えっと平野にはここで説明する能力が無いので、
最近皆さんよくお使いの、
Wikipedia とかをご覧下さい。


そういう手抜きを今後決してやらんように


ハイすんません。
まぁまぁ今回だけはご勘弁願いまして。
ラグナロクの描写を読んでみると、


ええっ世界終わっちゃった


抽象的でわっけ分かんない『ヨハネ黙示録』とかと違って、
たいへん具体的。
まるで過去のことを記すみたいに、
未来のことを記している印象なのです。
ひょっとしてラグナロクは、
ある意味においてまさしく過去なのであって、
現在の世界は既に「一周している」のであるか。
そのあまりにも遠い、記憶ならぬ記憶を、
霊感によって刻み込んだのが北欧神話であるか。
壮大な気分になれること請け合いです。


壮大な気分になった所で、
わずか、たった、1000年ぽっち昔の話題に戻りましょう。
今日の句。
思いっきり意訳ですがどうか。


逢いたくて ただ逢いたくて 逢いたくて


という、ああ松島や的なブッ飛び意訳も考えましたがボツ。
たった17文字とか31文字とかで情熱を表現するのって、
なかなか難しいものなんだなぁ、と感じた次第。
だってそうでしょう、
情熱は饒舌なものです。
恋する人は「延々と、かき口説く」のです。


さて今日の歌。


巡り会いて 見しや其れとも 分かぬ間に
  雲隠れにし 夜半の月かな


めぐりあいて みしやそれとも わかぬまに
  くもがくれにし よわのつきかな


@@@紫式部(むらさきしきぶ)


【大意】
せっかく会いましたのに…会ったのかどうかも分からないような、束の間のことでしたね。まるで夜中の月が雲に隠れるみたいに。


式部つながりで、
紫さんに出て来てもらいます。
源氏物語を知らない人はいませんが、
百人一首を知らない人もいませんが、
二千円札を知らない人はわりといる気がしますが、
この紫式部の歌は存外、
知られていないんじゃないか、どうですか。
えっ紫式部って百人一首の中に入ってんの、
くらいの辺りが一般感覚かなと踏んでいます。


平野も存外


ええ6首目にして既に、
ちゃんと調べないと書けもしない領域に入って来てまして。
さーよく知らない話をするときはすぐボロが出るから注意だぞうー。
じつは始めっから、

ブログを理由にして百人一首をこの際、

ちょっと勉強してみようぜの目論見なのでした。
かじる程度ね。
で勉強になったのですが、この歌は、
恋人ともっと一緒にいたかった…
という歌、
かと思いきや、
女友達のことを言っているのだそうです。


存外


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