おじいちゃん | ぱくらのしっぽ PART2

おじいちゃん

自分はよく、見知らぬ人に声をかけられる。

地下鉄で外国人に地図で説明を求められたり(よくある)

急いで自転車をこいでるのに、
おばあちゃんに声をかけられて止まる羽目もある。
(あ、俺!?って思う)

最近なんか週1ペースくらいで何か聞かれる。

今日も、コンビニで。


雑誌を読もうかとしたら、後ろから何か声が聞こえる。

「a■dn◎×dja…」

イヤホンを付けていたのでよく聞こえない。

「あの■dn◎×dja…?」

あ、俺に話しかけてるの!? 
振り向くと1人のおじいちゃんがめちゃくちゃこっちの顔を見ているではないか。

「あのーこれは靴履くやつですかねぇ?」
おじいちゃんはそう言いながら何か差し出して来た。

「えー…っと、これは女モノの靴下ですね。」

どう見てもそれは女モノの靴下だった。

「ん?これはこうして靴履きやすくするやつじゃないのかねぇ」
おじいちゃんは再び動作を加えて尋ねてきた。

「えー…っと、え?それってもしかして、
え?"靴べら"のことですか?」

どう見てもその動作は"靴べら"だったので、おそるおそるこちらも尋ねた。

「あーそう、そう!」

何てことだ、
おじいちゃんはまさかの女性モノ靴下を靴べらの役割を果たすと思い尋ねてきたのだ。

う~~~ん、
これさすがにペラペラだよ!じいちゃん!!全然補助してくんないよ!じいちゃん!
ってかこの売り場一帯、女性もの下着ばっかだよ!

と言ってあげたくなったのだが、結局
「靴べらはたぶんコンビニにはないね、おじいちゃん。」と
一応あたりを最低限見ておじいちゃんに言ってあげた。

「あーそうかぁ。」
それだけ言っておじいちゃんは少し寂しそうに
インスタントスープのほうへ去って行った。

スポーツ新聞2紙と、石鹸×4個カゴに入れてたおじいちゃん、
目的は謎だったけど、お役に立てずごめんね。


そうそう、同じ世代の人達には「第一印象はちょっと怖かった」と言われることがあるけど
おじいちゃんおばあちゃん、外国人の人にはよく声かけられるなぁ。あと子供。

何かよくわからんオーラが出てるのかな。たまたまかな!

靴べらおじいちゃんの、話。