はい、こんばんは!

前回の「自転車とカメラと私・・・楽しい記憶を記録することって」では、

みなさんのカメラとサイクリングとのかかわりを沢山教えていただき

ありがとうございました。

 

今日は、手のかかるカメラの話です。

えっ? 前回もカメラの話だったじゃないかって・・・。

今回は、サイクリングとカメラではなくて、カメラの話。

でも、機械式、電動・・・と、なんだか自転車のコンポーネントにも

通じるような話に展開していきそうです。

それでは、スタ~トぉ。

 

 

それまでコンパクトデジタルカメラは、持っていたものの、

本格的なカメラを持ったことなかった私。

デジタル世代ではないけど、「写ルンです」は、時々使ってましたね。

でも、フィルムカメラを使い倒した記憶などないし・・・。
あっ、ポラロイドカメラ持ってたことありました。
 

 

コンデジの出始めから使い出して・・・

旅行などの時は、必ず持っていくようになってました。

オートフォーカスに手振れ補正・・・

いたれりつくせりの便利なデジカメ。

 

でも、携帯のカメラの性能が上がっていくにつれ

スマホで撮る機会がどんどん増えたけど、

やっぱり旅行なんかの時は、コンデジの出番でした。

そうです、前回ご紹介したこれ・・・。

ところで、みなさん、デジカメって・・・

やたらと撮っちゃいませんか?

現像がいらない分、お金もかからないので

とにかくやたらとシャッターを切ってしまう。

一泊二日の旅行で、200枚なんでざら。(えっ?私だけですか?)

 

そう、何かよく考えることなく撮ってしまう感じ。

数撃ちゃ当たるって感じです。
まぁ、実際何十、何百枚と撮れば、中にはいい写真もあります。

私なりの奇跡の一枚が・・・。

 

でも、

とても便利なんだけど・・・

『下手な鉄砲も的な撮り方、これでいいんかなぁ・・・』などと思いだした頃、

自転車に乗れない休日に何をして楽しむか・・・

何か面白いものはないかと探していた時に読んだ

フィルムカメラについて書かれた雑誌。

 

まず、気に入ったのが、

電池を使っていないこと。

つまり機械式時計が好きな私は、

古いフィルムカメラにも同じような魅力があるんじゃないかと

考えたわけで・・・

何冊かの本を読んだ時点で、

『フィルムカメラを買ってみようじゃないの』

そんな気持ちがムクムクと。

 

東京へ行った時にあらかじめチェックしていたカメラ店を

数軒まわり、銀座の老舗のカメラ店で

バルナックライカⅢgを購入・・・

1954年、ドイツ生まれのカメラ。

私より6歳年上のカメラ。

それだけで何だか感動してしまう私。
ドイツで生まれたこのカメラが・・・
どんな経緯で私の手元にやって来たか?

どんな風景や人物をそのレンズを通して切り撮ってきたか・・・
 

 

 

使い方、撮り方も、フィルムの入れ方さえも

分からないので、お店の人に簡単なレクチャーを受け

喜々として神戸に持ち帰る。

 

おっかなびっくり底蓋を開けて、

おそるおそるフィルムを入れてみる。
緊張で、じんわりと汗ばんでくる。

スマホのアプリの露出計を使い(笑)、絞りとシャッタースピード見て、

レンズ前面の絞りを合わせ、シャッタースピードを決め、

左のファインダーでピントを合わせてから、

右のファインダーで構図を決め・・・


息を止めてシャッターを切る。

パシャッ。

 

ふぅ・・・。

なんという面倒臭さだ。

それに、一枚撮る度に感じる緊張感ったら。

しかも、ちゃんと写っているかどうかは、現像するまでわからないなんて・・・。

面白過ぎるでしょ。

 

目に入ってきたものを切り撮るようなスナップや・・・

カフェでくつろぐ奥さまを撮ったりしても・・・
なかなか思うようにはいかない。

でも何とも言えない雰囲気の写真が撮れた時の喜びは、そりゃ格別なんです。

 

機械式カメラは、全てが理屈にかなっているから、

手間だけど、すごく手間だけど、それか楽しい。

加えて、何とも言えないワクワク感がある。

   

現像された写真を見て、明らかにデジタルとは違うフィルムカメラ独特の

トゲトゲしていない色合い・・・。
私が、ひと目見て虜になったのもそれが理由。

 

一枚々々、考えながら撮ること。
私には、とても新鮮な経験だった。

・・・で、驚くべき素直さでカメラにハマる私。(笑)

  

24枚や36枚という限られた枚数のフィルムで・・・
フィルムの感度、太陽の向き、絞り、シャッタースピードを考えつつ、

一つ一つの操作を確実に行い、被写体に集中して、シャッターを切る。

 

ん?

この感覚。

自転車でも感じたことがあるような・・・。

アルミカーボンバックのフレームから始まった私のロードバイク生活。
当時の雑誌の情報や知識でギュウギュウに詰まった私の頭は、

最新のとか、最先端のとかいう言葉にスグ反応していた。

 

やっぱり軽いカーボンじゃなきゃ・・・。

そんな風に思って、二人してアルミフレームから…カーボンフレームへ・・・。

 

そして、ホイールは、DEEPリム。

奥さまはカンパニョーロの電動コンポに。

後を追うように私もPhibraⅡのコンポをシマノの電動に交換。

スパスパとスムーズにシフトしていく感覚に満足していた。

奥さまは、奥さまでフロントを変速する時の大きなアクションが、電動のおかげでワンタッチに。

実際、とても楽になったという。

便利だ、とても便利なんだ。

 

 

でも、時間が経つにつれ・・・競技志向でもなく・・・
ストイックに記録に挑むスタイルでもない私たちにとって、

徐々にサイクリングのスタイルが固まってくる頃になると・・・

自転車の好みにも変化が表れて・・・。

  

・・・と、同時にいくつかの疑問がわいてきた。
僕たちのファンライドに電動コンポは、必要だろうか・・・とか、

私たちの速度でエアロ効果が発揮出来るのだろうか(笑)・・・とか、

軽量化は、まずわが身からじゃないだろうか・・・とか。(爆)

 

便利だし・・・すごい性能だし・・・ね。

 

でも、私自身は、カンパニョーロの機械式コンポをつけた時点で
「電動じゃなくていいやん」なんて思ったのです。

 

私にとって、電動コンポは、猫に小判、豚に真珠、犬に論語・・・まだありましたっけ? (笑)

コンマ一秒の変速を求められる場面に遭遇することもなく、

あの坂を上りきったら、美味しいものが待っているなんて思いながら走る私たちですから。

ゆるい自転車乗りには、ゆるい自転車乗りなりのチョイスがあっていいんじゃないかと。

速度と勾配を考えながら、丁寧にレバーを操作し、変速していく。
そんな機械式ならではの楽しさを思う存分楽しめるじゃないかって・・・。

 

 

話戻って、現在のデジタルカメラ・・・

これがとんでもなく凄い。
オートフォーカスの機能は、どんどん進化し、

瞳認識とか、手ぶれ補正とか・・・とにかくすごい。
機械が全力で人をサポートしてる感じ。

上手く撮れます。

綺麗に撮れます。

フィルムカメラ風に撮れるモードもあったり、
ただただ驚くばかりです。

ホント、誰でもそれなりに撮れちゃうんです。

そんなデジタルカメラの世界でも「すごい写真だなぁ・・・」って
思わせる写真を撮る人がいるんだから、それは、それでまた凄い。

 

私が使っているデジタル一眼レフは、3世代前のもの。
でも、私にしてみたら充分に凄い。

デジタル一眼レフで撮ったもの。

機械式フィルムカメラで撮ったもの。

 

デジタルは、確かに凄い。
でも、だからといってフィルムカメラの楽しさは、少しも色褪せることはないなぁ。

 

機械式フィルムカメラ、デジタルカメラ・・・。
機械式コンポ、電動コンポ・・・。

 

楽しみ方は、人ぞれぞれ。

自転車に色んな楽しみ方があるように、

機材選びも何が良くて何がダメっていうのは、ないんだと思います。

大切なのは、自分が自分の選んだもので

いかに楽しむかっていうことじゃないでしょうか。

 

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