サイリクストたちの聖地・・・
『しまなみ海道』
広島県尾道市から愛媛県今治市を結ぶ道。
瀬戸内の島々に架かる橋を渡り本州から四国へ。
まがりなりにも、私もそのサイクリストの端くれ・・・否、モドキ。
まだ「アワイチ」と呼ばれる淡路島一周すら制覇出来ていない私だが、
ずっと憧れていた場所だったわけで・・・。
9月22日、23日のお休みに決行決定ッ
今回は、一部と二部、収まりきりそうもないから三部とに分けて・・・
ご希望があれば、総集編、あるいは、ダイジェストも・・・。
この 『 涙のしまなみ海道チャレンジ 』を記録にとどめておこうと思う。
まずは、どうやって広島県尾道市にたどり着くか。
レンタルサイクルもあるが・・・やっぱり愛するマイ自転車で走りたいですやん。
そこで登場する『輪行』、『輪行袋』
自転車をバラして、電車に手荷物として乗る。
『な~んや、簡単やん。新幹線でぴゅ~やんか。』
・・・ん? 『僕、自転車って・・・バラしたことない』
前日までに何度かの特訓の末・・・何とか袋には、収まるようになった。
次なる問題は・・・当日のお天気。
降水確率は、両日共に60~70%。
『♪あめ、あめ、降れ降れ母さんがぁ~♪
蛇の目でお迎え、うれし~~くないわいッ』
更に奥さまは、前日、職場の送別会で帰宅が午前零時前。
私も、少々睡眠不足が続いていた。
そして、4時起きで迎えた当日・・・
新神戸駅のホームに立つサイクリスト二人 ・・・目は開いているが。寝ている。
ほどなく
こだまが、ホームにすべり込む。 そして・・・車内は、『貸切状態』
自転車も・・・座席後ろに納まって・・・ホッとしたら・・・
そうこうしているうちに・・・
新尾道に到着。
ササッと( 実は、かなりモタモタと )自転車を組み立て・・・
『 いざ、しまなみ海道へ 』
渡船に乗り込み・・・何だかのんびりした雰囲気で最初の島へ向かう。
そして・・・上陸。
最初の橋は、二重構造で車の通る道路の下を通る。
橋の終わりには・・・料金所。 お金か、通行権を投入するしくみ。
人が近づくと、自動的にアナウンスが、流れる。
渡船に乗り遅れたくないと、通行券を買わなかった私。
繰り返されるアナウンス・・・
『この橋は、ひとり50円・・・今、50円硬貨がないから・・・』
監視カメラに100円硬貨をかざし・・・『二人分入れますから』と声高らかに
宣言する奥さま・・・。
橋は、山の中腹から山の中腹を結ぶように架けられているので・・・
当然、登って・・・渡って・・・下って・・・平地を走って・・・登って・・・渡る。
眺めがいいし、海と島の景色は、
何にも変えられないほどの価値があるように思える。
だから、頑張って走れる。
一つ目の橋を渡り、ふたつ目の橋を渡ったところで休憩。
奥さま、何やら地図を真剣に見ている。
何故か、奥さまのペースが急激にアップする。
置いてけぼりは、嫌なので・・・追走する私。
果たして・・・
彼女をこれほどまでに急がせたものは、
いったい何だったのか? (第二部へ続く・・・)