IQ148以上
高IQ者が考えた
特だけで頭がよくなるパズル
読みました。
うーん…
問題自体悪くはない、
悪くはないと思うんですが…
なんか「頭の良い人はこうだ!」みたいなのが
ちょっと押し付けが多く。
最初の方は制限時間5秒とか10秒とか
書いてますけど
そんな時間じゃ全然解んなかったです。
筋道を立てて考えられるものはともかく、
いわゆる「ひらめき」が必要なものは
5秒以内に、10秒以内に
ひらめくかどうかはまた別。
結構それなりに熟考して
ああそうか、とひらめくような
問題が多いは多いんですが
「メンサの入会テストなどでは
このレベルの問題なら
実際に5~10秒くらいのスピードで
解いて行くことが求められる」
とかいうのはちょっと
風呂敷を広げすぎです。
IQ148以上の高IQ団体
『メンサ』会員が考案!
…とやたら「メンサ」を推してますが
まあすごそうに見えるんで
代名詞として使ってる
本とかテレビ番組とか多いですが…
テストの点数などは正解、間違いなどで
一般的に全問正解で100点になる問題で
集計して平均点いくつ、などとしますが
IQに関してはその逆で、
平均点を先に100と決めて
あとは正規分布から値が決まります。
ここでいうIQ148とは
sd24と言われるスケールにより
決められたもので、
sd24では全体の約84%の人が
100-24 ~ 100+24、
つまりIQ76~124だよ…というもの。
上位2%に入るあたりがIQ148ぐらいになります。
数字が大きい方がインパクトがあるので
書籍やテレビではsd24値が
よく使われるんですが
近年よく使われてるのはsd15で、
先日のCAMSの結果や
ダイソーの謎解きの人の157ってのも
sd15の値で、
sd24に直すと190を超えます。
sd値を書かないIQに意味はないです。
(巻末に記載はありますが。)
メンサ入会資格があるのは
「上位2%」ということなので
(sd15ならIQ128,9ぐらい以上)
50人に1人ぐらいの人が対象になります。
学校なら1~2クラスに1人、ぐらいの数です。
日本の人口を1.2億人とすると
240万人ぐらいは有資格者が
いるということになります。
だからたいしたことない、
とかいうつもりは毛頭ないですけど
この手の本とか、
ちょっと「メンサ」って単語に
頼りすぎな気がしますねえ。
そもそも高IQ者が考えたからといって
「頭が良くなるパズル」が
できるのかどうかもまた別問題だし。
というわけで
コラム的なものにはちょっとうんざりしましたが
問題を考えるのは楽しかったです。
そして解いたら頭が良くなるとも思いません(笑)。
重ねていいますけど
メンサ会員だからといって
こういう問題がスルスルと解けるわけではないです。