あと上にも書いた「細かいバージョン違い」
PACMAN 1980 NAMCO
ヘッドオンあたりから派生したいわゆる「ドットイート」ゲームの王様。
(そもそもヘッドオンはドットを「イート」してないので、「ドットイート」と言い出したのはやはりパックマン以降なんだろう。)
ゲーム内容については今更説明する必要もなさそう。
当初は「PUCKMAN」だったが、海外リリースに伴って「PACMAN」に改題された。
やはり目立ったのは複数色使ったキャラクターで、
ギャラクシアン後、他社のゲームも単色スプライトでないものも増えてきたものの、特にデジタルRGBでは表現できない「オレンジ」などが非常に目を引いた。
そういうハード面もさておき、ソフト面でも、角をスムーズに曲がれる操作性など、いくつか同様のゲームを出して改良されて行ったわけでもないのに、当時としてはオーパーツレベルで実装されていて ほんとすごいと思う。
日本ではアメリカほどのヒットこそしてないが、
特にコピーや改造ゲームが大量に出回った。
コピーや違法改造なんで同じ名前でも微妙なバージョン違いは無数に存在して
もうどれがどれやら訳わからなくなってるが、ほとんどがマップを変えただけで、あとはキャラクタも書き換えたものがちらほら。
有名なところでは「NEW PUC2」とか
「ハングリーマン」とか
(これはキャラクターをポパイに変えたものもあり)
結構がんばって別ゲームにしようとした「ピラニア」とか
動画を探せば山ほど出てくるんだけど、この手の動画はROMが吸い出されてエミュレーターに対応されたものにほぼ限定されてると思うが、少くともROMを吸い出す元基板が現存してるものに限られるし、上にも書いた「細かいバージョン違い」は追いきれない。また、改造基板を作っていたところが簡単に全国に流通できるとも思わないので、結構地方ローカルな「改造パックマン」とかも多く存在したんじゃないかと思う。
「ジョイマン」という動画もあったが、これは見たことがない。
これにしてもピラニアにしても、スタート音とかコーヒーブレイクのサウンドがじわじわ来る。
パックマン基板もインベーダーやギャラクシアン同様、まるっきり別のゲームがリリースされたものが結構ある。
さて…
パックマンリリースより前にパックマンという名前の手にコインをもたせたら食べる貯金箱が存在して、そのギミックがやたら好きだったのでたくさん集めてた。というか、子供にただでくれる銀行があったので、あちこち行きまくっていっぱいもらった。とんでもないお子様である。
ペンネームでパックマンを名乗るぐらい好きだったので、ゲームを初めて見た時はその貯金箱のキャラのゲームだと勘違いしていきなり思い入れが入った。
パックマンは八丁堀流川のゲームセンター「KING」でテーブルを遊んだ記憶が強いが、多分初めて遊んだのがそこ。
まあ至るところで遊べたので、いつもの祇園いずみ(現ゆめタウン)別館上階ゲームコーナーでも遊んでた。多分、初めてカギ面行ったのはそこ。
キャラクターの動きとか超研究してたなあ。最近出た人工知能の学会誌に仕様書が載ってたのとか嬉しかった。
昔はパックマンの角の移動やモンスターの待機・追跡行動、モンスターがいじけ時以外は絶対入らない通路なんか把握して、マイコン(パソコン)を持ってない頃MZ80K用パックマンとか作ってミニコミ誌に発表とかしてたんだけど(オールBASICなのでくそ遅い) 他にもパックマンは数移植されてたんだけど ほとんどが「待機追跡行動」「一方通行」などが再現されてなくて 「遊ばないで作ってるだろ」と思ってた。