GALAXIAN 1979 NAMCO
長くなりそうなので書くのを避けてたギャラクシアン(笑)。
ナムコが1979に発売したギャラクシアンは、当時色がついててもデジタル8色だったり、キャラクタ単位だったり、ひとつのオブジェクトは単色だったり時代にいきなり3色使ったキャラクターや流れる星、スムーズに浮遊する敵などを表現し、ビジュアル・サウンド共明らかにそれまでの他のビデオゲームとは一線を引いたハードウェアとゲーム性で、スペースインベーダーに続いて「ビデオゲームのあり方」を大きく変えた一歩だと思うし、その抜きん出たクオリティは80年代のナムコ黄金期を作り上げる引き金になったと思う。
これも置いてないところがないぐらいいろんなところにあったが、一番記憶に残ってるのは(おそらく)八丁堀福屋上階のゲームコーナーのアップライトで出した55500点。後にこの記録は自分で抜いてるけど、当面の自己新記録で 数字が覚えやすかったのもあってはっきり覚えている。
スペースインベーダーのコピー品も大量に作られたが、(もちろん他の作品のコピーもあったりなかったりしたが)ギャラクシアンのコピーも大量に作られた。
そしてスペースインベーダーの改造ゲームも大量に作られたが、ギャラクシアンの改造品もそれ以上に大量に存在したと思う。
敵の絵を差し替えたものから、敵の攻撃パターンなどを変えたものなど。有名なところで「ギャラクシアン PART3」「ギャラクシアン PART4」などがあるが、全て違法改造ものでナムコは純粋な「ギャラクシアン」しか作っていない。
後の「ムーンクレスタ」や「クレイジークライマー」、脱衣麻雀などで有名な日本物産はギャラクシアンの改造コピー(自キャラ、敵キャラの絵を差し替えただけ)で「ムーンエイリアン」というゲームを作っており(後にナムコにライセンスされたようだ。ちなみに日本物産はスペースインベーダーのコピーを「ムーンベース」というタイトルで出していた)、後に「ムーンエイリアン part2」という改造ゲームも出した。
これはギャラクシアンの敵の挙動や自機の弾の速度を変えたり、弾が自機の左右移動についてくるようになったりしてたが、エネルギー(事実上の時間制限)も付いていた。
「ゲームセンターあらし」に出てくる「ギャラクシアンpart2」はこの「ムーンエイリアンpart2」のことで、これをギャラクシアンに戻した「ギャラクシアンpart2」が存在したのかどうかは解らない。
(ちなみにどこが何に使ってたのかは不明だが、「ギャラクシアン part2」と書かれたインストカードだけは何種類か見たことがある。別のものにそのインストを貼ってた可能性が高いと見ている。)
改造ものは「part3」「part4」「partX」などの方が有名だが、これらにはムーンエイリアンpart2の要素はなくオリジナルからの改造で、part2の噂を聞いたりゲームセンターあらしを見た上でpart2のないpart3が作られた可能性が高い。
スペースインベーダーのハードウェアでも複製されいろんな別のゲームが作られたが、ギャラクシアンのハードウェアもそれまでのものから一線を引いていたので数々の別のゲームがギャラクシアンのコピーハードウェアで作られた。
この辺はまたそのあたりのゲームの話を書く時にでも。
スペースインベーダーは、任天堂「スペースフィーバー」など、ゲームだけ模倣した、いわゆる「目コピ」なゲームも多数あったが、ギャラクシアンは少なかったと思う。
ユニバーサルのコズミックエイリアンなどはその一つなのだが、本家ギャラクシアンに比べるとだいぶ見劣りする。
(面を進めるとだんだん自機位置が上に上がって死ね死ねモードになるので辛い。8面以降ラウンドスタート演出があったりするのはなんだろうか…)
ムーンエイリアンを含めた改造ギャラクシアンをどこで見たり遊んだりしたかははっきり記憶にないが、結構至るところにあった。そこにあったのが純正なのかコピーなのかはたまた改造物だったのかいちいち覚えてないぐらい。
コズミックエリイアンについては「おもしろくないギャラクシアンがあった」という認識で、どこで見たのかすらはっきり覚えてない。(こちらは見たの1回か2回だと思う)
どちらにせよ、改造ギャラクシアンもコズミックエイリアンも「記憶に残るほどおもしろかったゲーム」ではないので、そういう意味でも元の「ギャラクシアン」の完成度の高さが伺える。
「ギャラクシアン」は今やっても40年前のゲームとは思えないほど動きもなめらかでおもしろいし、難易度は高いが不条理なゲームではない。