いえ、体を、ではありません(^^ゞ
容器を、なんですね。
苛性ソーダ水溶液を作る時には、強アルカリにも耐性を持ったポリプロプレン、ポリエチレン容器で、と以前に書きました。ガラスでは危ないよ、ともちらっと書きました。ガラスについてはまた別の機会に譲ることにして・・・。
まず苛性ソーダを計り取って入れておく容器ですが、これも上記のものであるのが望ましいことはもちろんです。
苛性ソーダには「潮解性」と言って、空気中の水分をどんどんと吸ってしまう、というちょっと厄介な性質があります。放っておけばどんどん水分を吸って、しまいには頼みもしないのに自分で勝手に「水溶液状態」になってしまうことも・・・。
ただ、こうなるまでには少々の「時間」がかかることも併せて覚えておいて下さい。(少々、と言いましたが実際にはけっこうな時間がかかります。)
バイブル、とされている本には「この潮解性によって苛性ソーダが扱いづらくなってしまうのを防ぐため」にも苛性ソーダの中に水を入れる、というような書き方がされていますが、これは容器をポリプロピレン、ポリエチレン製のビーカーにすることによって容易に防ぐことが出来ます。ですから、苛性ソーダ「に」水「を」入れることは是非避けて下さいまし。ほんっとうに危ないことですから・・・。もし学校で化学の教官にこれをやっている所を見つかったら相当の勢いで怒られること請け合いです(^^;)
で、「洗い込み」のやり方です。
まず計り取った苛性ソーダをこのビーカーの中へ入れます。
そして必要量の精製水を計り取った後、適当な量を別の容器へ移し、残りを水溶液用のビーカーへ入れます。
ここで容器の数は3つとなります。1.苛性ソーダ。2.水溶液用。3.取り分けた精製水。
それから、苛性ソーダを少量ずつ、水の中へ入れて行きます。
この時、苛性ソーダをすくい取り、そして水の中へ入れるため、そしてそっと混ぜるためのスプーンには少量の水がつくと思います。(慣れてくれば苛性ソーダを水へ入れ、そっと水平にゆすってやるだけでけっこう溶けてくれますので、あまり水に濡らさなくてもすむかも知れません。)
ただ、全部水溶液にしてしまうものですから、そのまま苛性ソーダを少量ずつすくい取り、水の中へそっと入れる、これを繰り返します。
苛性ソーダを入れていた方の容器の中はちょっとずつ湿って来るはずです。少々ビーカーにへばりつくこともあるかも知れません。
でも、とりあえずすくい取れるものは全部すくい取り、水溶液にしてしまって下さい。
それから、です。
苛性ソーダを入れていた容器に取り分けておいた精製水を少量ずつ、まんべんなく洗うように入れます。
これを「洗い込み」と言います。
この洗い込みの手順を踏むことで、苛性ソーダを全て水溶液にすることが出来ると共に、安全に水溶液を作ることが出来、さらに潮解性によって少々湿り気を帯びた苛性ソーダも扱いに困ることはなくなります。
化学の実験の際に使われるテクニックです。(専門の化学者さんから教えて頂きました。)
洗い込みをしている所です。水に少々色がついておりますが、これはハーブティを精製水と置換しているためです。洗い込み用の水を入れておく容器は直接苛性ソーダに触れることはありませんから、材質は気にしなくてもよろしいかと・・・・。ちなみにこの時はガラス容器であります(^^;)
念のため、ビーカーを使い終わった後は、2つとも少々流水にさらしてから洗うと良いかと思います。排水しても問題のない状態に希釈されているとは思いますが、水溶液を作った方は少々濃度が高いはずですので・・・。
流水にさらします。排水しても問題のない濃度に希釈するためでもあり、後片付けを安全に行うためでもあります。ゴミ受けとか余計な物が映っているのは、撮影を頼んだうちのおっさんに写真のセンスが無いためです(^^;)
こら~~~~~~!!!
私自身は洗い込みは2~3回に分けて行っております。苛性ソーダは20℃で109g/100mlの溶解度ですから、室温が20℃以上であれば、ほぼ同量の水に全て溶ける計算です。で、ほぼ同量くらいの水を残しておき、後は洗い込み用にしておくのですね。
この方法、やってみると大変楽ですし、また安全ですから、ぜひ取り入れて頂きたいな、なんて思う次第です(^^ゞ
苛性ソーダは誰が何といってもけっこう危険な劇薬です。取扱いはやはり注意して行いたいものでありますね。
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