理系になってしまうんですかねえ・・・・(^^;) | パコの手作り石けんのあれこれの雑記

パコの手作り石けんのあれこれの雑記

え~と、石けんを作っているにあたって、あれこれとやっている訳なんです(^^;)
そんなことを綴っております。

理系と文系、付き合うならどっち? ブログネタ:理系と文系、付き合うならどっち? 参加中

理系、ってきくと「硬い」「理論詰め」「ユーモアが無い」などのイメージがありますが・・・(^^;)実は楽しみ方(?)を知っていれば、とっても楽しくお付き合い出来る人も多いのです♪(ヤな奴もおりますが、多分統計的に見れば文系・理系、という区別なくほぼ同率で存在するかと思われます。)

さて、石けんなど作っておりますと、必ずぶちあたるのが「化学」なんであります。

石けん界では苛性ソーダの危険性はあまり知られておらず、「ブーム」だけが先行した形になっております。

そしてあちこちで目にする失敗談。中にはいい加減な扱いをしたために大火傷をし、病院へ運ばれた人も・・・。


「これはまずいんじゃないか・・・?もうちょっと苛性ソーダの扱いを慎重にするべきじゃないか・・?」そうは思っておりましたが、何せ私だってそう化学に強い訳じゃなく、理系だったのは高校まで。大学は文系へ進んでしまった、というヤワな野郎だもんですから(笑)、そんなことを呼びかけるには知識が足りない・・・自信が無い・・・。

時々別ブログでおみかけするいかにも化学の専門家、という方のコメントを読みながら、「この半分、いや、それはおこがましい、100分の1でも知識があったら自分も呼びかけ出来るのになあ・・・・・。」と思っておりました。

んで、まずうちのだんなさんに相談しました。だんなさんはバリバリの理系です。

「苛性ソーダの危険性についての呼びかけをしたいんだ。協力してもらえる?」

するとだんなさん、こうのたまわりました。

「私は物理なんです。化学はダメです。」(←こ~ゆ~しゃべり方をする^^;)

んなに?んなこと言ったら私なんてど~なるんだ!!

「私の専門は物理工学です。無理です。」

そ~なんです。理系の人は「出来る・出来ない」をはっきりと区別するんです(^^;)

「じゃ知り合いに化学の人はいないの?」
「・・・・・・さて・・・・。友人に研究所にいるのがいますが・・・。ちょっとメールしてみます。」
そして帰って来た返事。
「申し訳ない。俺の専門は生物学なんだ。化学分野ではお役に立てないと思う。」
「すまない。俺の専門は生化学なんだ。そちらの化学分野ではないんだ。」
「ごめん。俺の専門は放射性物理だ。そっちの化学者の知り合いはいないんだ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。専門家ならではの分野に対する責任感(^^;)
でもさあ、でもさあ、高校程度の化学の知識ならみんな持ってるでしょ~~に!(←いえ、私は・・・・^^;)


そんな折、またまた苛性ソーダでの失敗談を見つけ、それはちょっとシャレにならない・・・・という状況。
苛性ソーダに尿素を20%も入れ、そこへ水をどっと入れてしまった、とのこと。
水溶液は途端に温度急上昇。更にはぶくぶくと泡が立ち始め、炭酸飲料状態にピチピチと気泡がはねる・・・そして家中にきっついアンモニア臭が・・・ということでした。
「ああ・・・ああ・・・そんな危ない・・・・しょぼんど~したらいいのかなあ・・・・?」
そこでもうあれこれと調べ倒し、自分なりの回答を得ました。が、それが果たして正しいのかどうか、それがわからない(TT)
恐らく泡は二酸化炭素であろう、アンモニアはしっかりと発生しているであろう、と推測はしたものの、尿素と苛性ソーダと水からどうやって発生するのか・・・・・。う~~ん・・・炭酸ナトリウム経由でアンモニアが出そうであるのだけれど・・・・。ほんとにそうかな?

そして思い切って、ただコメントを読ませてもらっているだけの化学の専門家らしい方にメッセージを入れたのです。「助けて下さい!自分なりに発生経路を考えてみたのですがこれでよろしいですか?」と(笑)
するとお返事を頂きました。
「おおむね合っているかとは思いますが、気になった点を指摘させて下さい。
尿素は加水分解から直接二酸化炭素を出します。化学式をCH4N2Oと書かれていましたが、実際には(NH2)2COという形になっています。また、溶かしている水溶液の温度が上がったり、アルカリや酸と反応すると
(NH2)2CO+3H2O→(NH4OH)2+CO2
という加水分解反応が起こり、アンモニアと二酸化炭素に分解します。ですから、発泡の原因はパコさんのご推察通り二酸化炭素で正しいと思いますが、炭酸ナトリウムを経由しなくても出て来そうです。恐らく今回は苛性ソーダの溶解熱で尿素が分解したのでしょう。はじけた苛性ソーダ水溶液で怪我をしなくて本当に良かったと思います。
それでは、他にも何かありましたらお気軽にどうぞ。ただし、返信は多少遅れるかも知れません。なにとぞご容赦下さい。」

なんてご親切な・・・・ラブラブ! ありがとう・・・・ラブラブ

これに力を得まして、「苛性ソーダをもっと知ろう!そして安全に石けん作りをしよう!」と呼びかける場所を立ち上げてしまったのですね。見切り発車もいいとこです(^^ゞ
そして「高校化学Ⅰ・Ⅱ」、「化学図録」、「理解しやすい化学」、果ては「油脂化学入門」などの本を買い集め、読みあさり・・・・。時には問題集まで解いたりして(笑)
んで、はたと気が付きましたら、その化学者の方は私のコミュニティ(別ブログですが・・・^^;)に参加して下さり、記事などをチェックして下さったり、疑問に答えて下さったり、間違いを指摘して下さったり・・・・。
もうもう、言葉では伝えきれないほど感謝している訳です。
「理系の人は冷たい」なんてことは決して一概には言えないと思うのですね。


そして・・・・・。理系の方ならでは、小さなことも決して許してはくれません(笑)
”ちなみにpHとはp:対数の逆数、という意味であり、Hは水素イオンの意味です。ですからPHでもphでもPhでもなく、pHという表記だけが正しかったりします。”
この「正しさ」に対する姿勢がとても好きだなあ・・・と思う訳です。


んで、「化学はダメです。」とのたまわっていたうちのだんなさん、いざこ~なると、「なに?ど~ゆ~ことになってるの?ちょっとその参考書貸して。」そして「ほ~~~~~う・・・・。なるほどなあ・・・・・。そういう導き方かあ・・・・・。」
あのな・・・・・パンチ!
この「未知のものに対する興味」、このあたりも理系の方々とお付き合いしていて楽しい所なんですね(^^)


で、専門の方へ話を振りますと、それはもう嬉しそうに語り始めます。「ちょっと難しくなりますが良いですか?そこに発生する電磁場がカオス状態になるのを防ぐために必要な回路を作る、という作業では・・・」
ほうほう、ふんふん、などと言いながら「・・・・嬉しそうだね、この人は・・・。」などと見ているのが楽しかったりします(笑)
んでやっぱり「正しさ」にはこだわる。「厳密にはその波形は正しくないのです。その前に一瞬ではありますが、こういった関数を利用しなければならない波形が存在し・・・・。」(←コンセントの話。使えりゃいいんだけどな・・・^^;)


そして「喧嘩になると理論で負けそう・・・。」ともよく言われますが、勝ち方もあるのです。「理論」で来る相手には「不条理」で勝負するのです(笑)
「理屈ばっかり言っちゃって!エラそうに言う割にあんたの足臭いじゃん!!」プンプン

うちのだんなさんが言っておりました。「女性と口げんかになって勝ったことはありません。理屈が通らないので・・・・。仕方がない、すまん、と謝ってしまうんです。」
そ~です。「不条理」とても強い。勝率はほぼ100%とみていいでしょう♪


でも・・・・・。「あなたの場合は理屈で話をする場合が多いですから、安心してますよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・。そうなんです。やっぱり私もちょっと理系が入っているようで・・・・。
んな訳で私とだんなさんの口げんかは勝率5割、ってとこです(^^;)