2025.09/26(木)> 


昨日は「さだまさし」 さんのコンサート。
会場は、カルッツ川崎。

ツアータイトル「生命の樹 ~Tree of Life~」が、
まもなく開演しようとするその時でした。
 

隣に座ろうとする人にふと目をやると…
なんとそこには、高校時代の吹奏楽委員会のS先輩が…(驚)

 

偶然は、人の心をゆらゆらと灯すもの。
偶然は、時代(とき)を一瞬で越えてゆくもの。
偶然は、過去の詩(うた)を連れ戻すもの。
偶然は、”われら青春”をよみがえらせてくれるもの。
偶然は、めぐりめぐって ひき逢わせるもの。
偶然は、生きてきた道 そのものを照らし出すもの。

本当に、"偶然というものは 実に恐ろしいもの"ですね。

 

 

高校時代、部活終了後。
音楽室で 僕とS先輩は、さださんの唄をよく一緒に唄っていたものでした。
(も一度、あの頃に戻して ちょうだい ませませ)

先輩が弾くピアノの響きと、古びた窓からさし込む夕暮れの光。
歌声は未熟でも、心は確かに震えていました。

 

 

それから幾年もの時が流れて――
いま再び、さださんがステージ上で歌う「案山子」の曲に包まれながら、
S先輩が偶然にしろ、こうして隣にいる。

まるであの頃の音楽室が、時を超えてよみがえったかのようで。
 

人生の流れの中で、雨やどり のような思わぬ場所で
めぐりめぐって、誰かと 再び 出会っているということが
生きていくこと そのものなのかもしれません。
 

そして、その偶然の一幕に、
僕はひそかに「ありがとう。うれしい」と呟いていました。