こんにちは

今回はビン容器のキャップ部分のシュリンクです。
キャップシールと呼ばれるフィルム形態です。
キャップ部分に合わせて丸く成型してあるタイプと
丸く成型していないラベル状の未成型タイプの2種類で
シュリンクしてみます。

成型タイプ

写真1 ビン容器とキャップシール(成型)
写真2 ビン容器にキャップシールをかぶせる

包装の豆知識(営業スタッフブログ)
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成型タイプのメリットはなんと言ってもその使いやすさです。
ビンのふた部分に乗せるだけで、後はドライヤーなどで
熱をかけてシュリンクすれば完成です。

未成型タイプ
写真1 ビン容器とキャップシール(未成型)
写真2 ビン容器にキャップシールをかぶせてドライヤーでシュリンク
写真3 完成!


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未成型タイプは一度開いてふた部分に乗せるようになります。
後は成型品同様、熱をかけてシュリンクすれば完成です。


これだけ見るとなんだ、成型タイプの方が良いじゃないか、
となりますが、成型品も未成型品も長所があれば短所もあったりします。

まず成型品ですが、丸く成型する際には専用の型が必要となってきます。
この専用型はある程度の大きさの種類を用意しておりますが、
さすがにこの世に存在する容器をすべて網羅する、というところまでは至っておりません。
なので容器に合う型が無かった場合は、成型品での対応は不可となります。
あとは、コスト面では未成型品に比べてやや割高です。
これは未成型品よりも製造工程で手間がかかっているのが一番の要因です。

これに対し未成型品ですが、こちらは製造時に型を必要としません。
フィルムサイズも基本1ミリ単位での製造が可能、と製造の自由度が高い為
容器に合ったサイズ設定が容易に行えます。
また、コスト面でも成型品に比べ割安となっております。

簡単にまとめると、こんな感じでしょうか。


成型品
作業性 ◎
製造自由度△
コスト ○

未成型品
作業性 ○
製造自由度◎
コスト ◎



いかがでしたか?
今回はこういった細かな資材でも用途別に種類があります、ということで
キャップシールの種類について書いてみました。

キャップシールについて詳しくはこちら