今月のフィルム業界ニュースをお届けさせて頂きます。
ビジネスチャンス発掘や業界動向チェックのご参考にして頂けましたら幸いです。

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TOKOフィルム業界ニュース vol.07 2010年9月30日配信
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・フィルム業界ニュース
 ①日精ASB機械、高耐熱PETボトル広口容器成形機を開発
 ②東セロ、東南アジアでシーラントフィルム生産計画
 ③経産省、グリーン熱証書の普及拡大へ
 ④グンゼ、高機能フィルム大幅増産

・TOKO製品紹介
 ペットボトルの開栓防止「キャップシール」
 ~未成型品で安全・安心とコスト削減をご提案~

■ フィルム業界ニュース ━━━━━━━━━

①日精ASB機械、高耐熱PETボトル広口容器成形機を開発
 日精エー・エス・ビー機械は、業界で初めて高耐熱PETボトル広口容器成形機の開発に成功した。現在、ジャムなどペースト類の広口容器は、主にガラス製容器が使用されている。今回、高温充填に耐えるPETボトル容器向け成形機を実用化したことで、容器の軽量化や生産コスト削減などが可能になる。同社では、ガラス瓶からPET広口容器への切り替え需要をターゲットに投入する。
(化学工業日報 2010年8月31日)

② 東セロ、東南アジアでシーラントフィルム生産計画
 東セロは、今秋をめどに包装用フィルムの海外進出計画を取りまとめる。東南アジアにTダイベースのシーラントフィルムの製造拠点を設置し、日系需要家やグローバルユーザーに供給する計画。同地域で拡大が予想されるハイエンドの包装フィルム需要の獲得を目指す。シーラントフィルムは、フィルムを熱で圧着して包装材料に加工する際に、接着層として機能するフィルム。多層フィルムの最内層に配される。東セロはシーラントフィルムの国内大手で、とくにポリエチレン系では国内トップシェアを持つ。

③経産省、グリーン熱証書の普及拡大へ
 経済産業省は、熱エネルギーの利用を促進するため、再生可能エネルギーが生成した熱の環境価値を評価するグリーン熱証書の普及拡大を図る。来年度から計測技術開発事業を立ち上げ、太陽熱やバイオマス熱、雪氷熱などのエネルギーごとの計測技術確立を目指す。グリーン熱証書を販売することにより、熱エネルギーの生成コストを化石燃料と同等の水準に下げることができる。証書の購入者は、エネルギーを消費・生成する際に再生可能エネルギーを利用したとみなされる。東京都は住宅用太陽エネルギー利用機器補助制度で太陽熱を補助対象としており、証書利用の取り組みが一部で始まっている。
(化学工業日報 2010年9月14日)

④グンゼ、高機能フィルム大幅増産
 グンゼは総額45億~50億円を投じ、2012年までに高機能フィルムの大幅増産が可能な体制を整える。米中の2工場では飲料ボトルなどの包装用フィルムの生産能力を現状の2倍に増強。日本でも半導体の製造工程に使うフィルムの製造能力を2倍に引き上げる方針。グンゼのフィルムなど機能ソリューション事業の10年3月期売上高は464億円、営業利益は25億円だった。肌着などアパレル事業をしのぎ同社の収益の過半を稼ぐ。今後は、高機能フィルムやタッチパネルなど成長事業に重点投資する。
(日本経済新聞 2010年9月14日)

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■ TOKO製品紹介 ━━━━━━━━━━━

ペットボトルの開栓防止「キャップシール」
~未成型のキャップシールで安全・安心とコスト削減をご提案~

 キャップシールは、容器本体と、キャップ部分を包み込んで包装するシュリンクフィルムで、改ざん防止を主な目的として使用されています。通常キャップシールは、金型を使い一次成型を施し、作業性を高めますが、ペットボトルの場合は、容器にくびれがあり、フィルム装着が安定して出来るため、未成型タイプでご提案させて頂きました。メリットは次の4つがあります。

【未成型キャップシールの特徴】
①安全・安心を提供
 シュリンク包装のため、一度はがすと元通りに復元が出来ません
②回収率の改善
 色付きのため開封・未開封がわかりやすい
(ロゴやメッセージなど印刷も可)
③作業が簡単
 熱で縮むシュリンクフィルムなのでどなたでも簡単作業
③未成型によるコスト削減
 成型工程が不要のため、コスト削減が可能。また在庫面積の軽減も可

 詳しくは下記をご覧いただくか、直接お問い合わせください。


ペットボトルの開栓防止「キャップシール」

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