レンズサッカーを自作 | (た)のブログ

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カメラとかギターとか。改造したり直したりするのは好きです。

私は、レンズの内部清掃でレンズを取り出す際、

鏡筒を逆さまにして取り出したりしているのですが、

本来はレンズサッカーという道具を使います。

 

高額なものではありませんが、構造的にも単純なものですし

敢えて買わなくてもいいかな…とそのままにしていました。
 

ずいぶん前に購入したSIGMA SD15のスクリーン付属のブロアーが、捨てるのも勿体なくてそのままになっているのですが、

ふと思いついてこれで作ってみることにしました。

 

 

割と大きめのブロアーで口の部分は金属製です。

むしろカメラ用としては危険なので、

なにか別用途の製品の流用なのかもしれません。

 

吸盤です。フックがついていないものがよかったのですが、

サイズ的に小さなものがなかったでこれにしました。

必要なのは一つなので、他は本来のフックとして使います。

 

吸盤にドリルで穴を空けて差し込んだところ。

吸盤面に吸口の先端が飛び出してしまうとレンズに傷をつけるのでそうならないように隙間をうめておく必要があります。

 

ジュラコンのスペーサーを削ります。

 

スペーサーを入れ、吸盤のフックが入っていた横の穴を埋めます。

吸盤が柔らかいので、固まっても柔らかいパテとしてゴム用接着剤を使いました。

黄色いG17が有名ですが、これは透明なのがよいです。

 

ブロアーの吸気口は、当初M6のネジで埋めようと思ったのですが、テープを貼ることにしました。

吐き出しはないので、テープで十分ですし、下手になにか差し込むと吸気口の弁を壊してしまうリスクがあります。

 

完成。ちょっとブロアーが大きすぎますけれど、

今回の出費は110円なので文句は言えません。

 

空気を吐き出してからレンズに当てると

重いテレコンバーターを持ち上げられる位の吸引力があります。

レンズサッカーとしては十分でしょう。

 

ちなみに、ブロアー内に残った空気を少し押し出すと簡単に外れます。

 

次回レンズを分解清掃する際には活躍してくれるのではないかと思います。