11年前に母を
4年前に父を見送って
実家は空き家のままになっていました

母亡き後もしばらくは
花好きだった母が植えた花が
春になれば芽吹き
花を咲かせていました
主なくとも美しく
誰に見てもらうわけでもないのに
上を向いて咲く花々に
何かしら教えられるような
気がしたものです

それも10年以上経てば
庭は荒れ果て見る影も無く
家自体も年々傷みが目立ち始めます
ご近所に迷惑もかかるので
実家を処分することになり
先日、片付けに帰省しました

膨大な量の家財道具を前に
気が遠くなる思いでしたが
引取りをお願いした業者さんが
そのままの状態でも
請負ってくださいますが
雑貨をまとめておくだけでも
作業時間が短縮できるので
料金が安く上がるということで
ゴミ袋に黙々と入れていく作業を
まる2日
兄夫婦と3人で汗だくになって
続けました

様々な物が出るわ出るわ
これでもか!ってくらい出てきます
私の曽祖父の物まで出て来て
会ったこともない曽祖父が
身近に感じられるような
不思議な気持ちになりました

たくさんの写真から
何枚かだけ残し後は処分です
この作業はなかなか辛いものです
懐かしく見入ってしまい
作業がストップすることもしばしば
はっ!と我に帰り
また心を鬼にして「作業」に専念です

そして3日目の朝、ようやく終了
ゴミ袋の山を前に
達成感なのか脱け殻感なのか
疲れすぎてもうわかりません

兄も私ももうここで
区切りをつけなければなりません
ご近所に挨拶をすませ
実家にも「さようなら」です

今回の経験で
私も今の生活、家を見直し
自分で処分すべき物は
早めにしておこうと
心に決めました
気持ちが薄れないうちに
取り掛かりましょう

帰りに空港から見た雨上がりの夕空
ちょっと切ないです
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