夜中、私の枕元のかすかな音に
目が覚めた
くちゃくちゃ、くちゃくちゃ…
ん?こむぎ?
眠い目をこすりつつ目を凝らして
こむぎをさがす
ん?何かたべてる?
口元に手をやると、何かが指に触った
ピンと張った糸
それは私が寝ている足元の方へ続いている
どこから?
10センチほど開いた押入れの襖
そこから裁縫用の糸が伸びている
こむぎが糸食べてる!
朦朧としながらも、こむぎの口をこじ開け
糸を吐かせようとするが
上手くいかない
口の中にある糸のかたまりを
かろうじて取り出す
どうやら裁縫箱がひっくり返って
中身が散乱したらしい
針じゃなくて良かったけど
あとで色々調べたら
猫の糸の誤飲は大変なことらしい
特に私がやってしまったような
糸を口から引っ張り出すという行為は
危険極まりないこと
腸に絡まった上に
引っ張ることで糸が腸を縛り
傷つけることがあるという
顔面蒼白
どうしよう
こむぎが死んじゃったらどうしよう
そのことばかりが
頭の中をグルグルまわる
どうしよう
どうしよう
朝、ご飯のあと
吐いた物の中に糸のかたまりを見つけた
元気はあるけど
どことなく顔がいつもと違う
まだ排尿排便の無事を確認するまでは
安心できない
いつでも病院に駆け込めるように
キャリーバッグと診察券を準備して
様子を観察する
幸い、息子が自宅に居てくれたので
助かった
仕事中に心配でメールすると
「普通に元気だよ」の返信
仕事終了で飛んで帰ると
いつもと同じように出迎えてくれた
それからすぐにもよおして排便
割り箸で捜索活動開始!
あった!
糸のかたまり!
ついでに輪ゴムの切れ端も
出てきて一安心
それにしても
なんでも口にしちゃうんだね
赤ちゃんと同じなんだね
もっと気をつけて危険な物は
置かないようにしないとね
痛いとか苦しいとか言えない分
家族が気を配らなければいけない
今回のことで、知らないってことは
怖いことだと改めて感じた
知識を持つことも飼い主てしての
大事な責任だよね