降誕祭の夜に | Pacific231のブログ -under construction-

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O, Mensch! Gib Acht! Was spricht die tiefe Mitternacht?


クリスマスって明日じゃないの? などと言うなかれ。
教会暦では一日の区切りは日没だから、24日の日没から25日の夕方までがクリスマスなのである。
降誕祭、Christmas、Weihnachten、Noël ……。ともかく今この瞬間クリスマスなのであって、降誕祭の「夜」というなら24日の日没から25日の日の出前までということになる。

 

まあそれはいいとして、毎年クリスマスの夜(24日ですよ?)には何かしらソレラシイ音楽を聴くことにしている。一番多いのは、そうだな、モーツァルトのハ短調ミサかな。大ミサ曲、Große Messe KV427である。あれホント好きなんだよね。

 

さて、今日久々にタワレコ秋田店に行ってみた。あまり変わり映えしない陳列で、品数も少ないし価格がなあ……高いよやっぱ。東京でディスク・ユニオンの中古盤、新古盤の厖大な品揃えと破壊的価格に圧倒されたばかりの身にとっては、ただただ東京人への 恨めしさ 羨ましさが募るばかりだった。

 

その変わり映えしない中で、ワゴンセールにいくつか新しいセットがあった。パッと見、「これ欲しい。わりと安いし♪」 と思ったのがカール・リヒターバッハ、ミサ曲ロ短調

 

 

おお、降誕祭の夜に最適ではないか (゚∀゚) 、と思わず手を出しかかったが、待て待てほかの棚も見てからだと思い直し、「バッハ」と書いてある棚に行ってみた。リヒターのバッハ10枚BOXが二種類あった。
一つはマタイ(3枚)、ヨハネ(2枚)、クリスマス・オラトリオ(3枚)、ロ短調ミサ(2枚)で10枚組。もう一つはクリスマス・オラトリオの代わりにカンタータ集(3枚)を収めたやはり10枚組。価格は・・・・・orz。

 

自慢じゃないが、私はマタイもヨハネも持っていないw。器楽作品はほぼ一通りあるけど声楽はゴニョゴニョなのである。受難曲苦手なんだよね、だいいち長いし。10枚BOX買うならクリスマス・オラトリオの入ったほうだけど、そっちのほうがさらに高いw。迷った挙句、何も買わずに店を出ましたとさ。

 

で、いまミサ曲ロ短調をつべで聴きながらこれを書いている。せっかくだから貼ってしまえ。

 

J.S.バッハ : ミサ曲 ロ短調 BWV232
  カール・リヒター指揮 ミュンヘン・バッハ管弦楽団、ミュンヘン・バッハ合唱団 ほか


 Johan Sebastian Bach : Messe h-moll BWV232
 Maria Stader (S), Hertha Töpper (A), Ernst Haefliger (T), Dietrich Fisher-Dieskau (Bs), Kieth Engen (Bs)
 Münchener Bach-Chor, Münchener Bach-Orchester / Karl Richter

 

全曲で2時間ちょいかかる。うーん、これも長いよなあ。ミサ典礼文の、さほど長くない祭文でよくこれだけ引っ張れるものだw 。全部聴いてる間に日付が変わっちゃいそう。

聴くなら夜明け前までですよー、降誕祭の夜終わっちゃうよー♪

 

ではでは、Frohe Weihnachten! Joyeux Noël! Merry Christmas!