新所沢PARCOが2月いっぱいで閉店する。悲しい。開店は1983年。開業40年で終わることになった。ここのところ所沢駅周辺は再開発が急速にすすんでいて、高層マンションや大型の商業施設が次々に出来、新所沢では経営が難しくなったようだ。

 開店当時は「所沢のパルコでは大根を売っている。」なんて揶揄された・笑。テナントに、当時としては珍しく食料品店が入っていたのだろう。でもそれだけ地元に寄り添い、愛されてきた証左だ。

 パルコ創業55年・新所沢店40年を振り返る「PARCOポスター展」が開催されていたので見に行ってきた。PARCOは当時、若者のファッション&カルチャーのリーダーで。広告ではデザイナーに石岡瑛子、コピーライターに糸井重里や仲畑貴志などを起用して、広告クリエイティブの世界でもリーダー的存在だった。広告青年だった小生はとても憧れ、刺激を受けた。

 内田裕也がハドソン川で泳ぐビジュアルに、仲畑の「昨日は、何時間生きていましたか。」のコピー。プロレスラー、スタン・ハンセンのビジュアルに糸井の「狩人か。旅人か。」など…。久しぶりに見れて、懐かしかった。

 そして、このポスター。(ジェリー)ガルシアだよ!(グレイトフル)デッドだよ!コピーは糸井。さすがPARCO!と、当時ポスターをもらって部屋に貼って飽きずに眺めていたものだ…笑。

 そうだよね。楽しむことだよね、何があったとしても…。年の初めに、PARCOに、ガルシアに、もう一度教わった気がする。有り難う、PARCO。