昨日書いた「Music Magic」が、入間市で行われたのは、実は2005年・2006年に狭山稲荷山公園で行われた「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル」をもう一度やろう、とされている麻田浩氏の活動の一環だった。

 「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル」は、かつてこの辺り(狭山市・入間市)に住んでいた細野晴臣、鈴木茂、小坂忠らとそのゆかりのミュージシャン達によって行われた野外フェス。麻田浩氏が代表として主催された。2005年のメイン・アクトはエリック・アンダーセン、2006年はジョン・コーワン・バンドだった。

 会場となったは、1973年に返還されるまで米軍の「ジョンソン基地」の将校たちのハウスが建っていた「ハイドパーク」と呼ばれていた公園。現在、基地は航空自衛隊の入間基地となり、公園は「稲荷山公園」として誰もが楽しめる公園となった(特に春は桜の名所だ)。

 当時、基地返還に伴って民間に貸し出された米軍ハウスに、都内から移り住んできたのが、細野晴臣、鈴木茂、小坂忠らはっぴいえんどファミリーや西岡恭蔵たちだった訳だ。細野の1973年の傑作「HOSONO HOUSE」は、その名の通り当時細野が住んでいた米軍ハウスでホーム・レコーディングされたものである。因みに洪栄龍(憶えているだろうか?「乱魔堂」のギタリスト)、麻田浩氏は今も当地のハウスに住んでおられる。

 小生宅も米軍ハウスではないが、かつてハウス群があったエリアにある。30年前に越してきた当時はうっすらとは知っていたが、知れば知るほど深く、面白く。この辺に住んでヨカッタなあと感じている。因みに米軍ハウスについては、女優の洞口依子の書いたブログが感動的だったので読んでみて下さい。https://www.47news.jp/4122115.html