前回はジオラマベースに石粉粘土を塗り付けたところまででした。
その後乾燥期間を取ったところ、やはり収縮とひび割れを起こしたのでその補修を行うとともに、陸地部分に合わせたラインの切り取りを行いました。

この後、まずはロイヤルブルーを吹き付け、その上からクリアグリーンをところどころに塗る予定です。


陸地部分に何色かを使ったドライブラシを行ったところですが、どうにも実感が出ないと思われたので、この上からフラットアースを一面に吹き付けました。
ウェザリングはもう少しあとで考えたいと思います。

航空写真に合わせて道路の位置へマスキングテープを貼り付けました↓

これを基準にして建物などを配置していく予定です。
航空写真を拡大すると船台と思われる場所のすぐ脇に迷彩を施した屋根がありました。
またその近くには重油タンクと思われるものも確認できたので、それぞれプラバン等で作りました。

なお高さや側面の状態などは分からないので、適当に作ってあります(笑)

先程の迷彩屋根をどう作るか悩みました。
色々検討した結果、以下のような手順としました。
①実物写真を拡大してWordに2枚貼り付ける
②1枚の上に濃緑色のオートシェイプで屋根全体と同じ大きさを作る
③もう1枚には屋根の大きさの枠を透過率100%で作って載せ、その上に白の四角や円などの模様を配置
④屋根全体のオートシェイプを模様のオートシェイプの下へ重ね、全体を結合
⑤結合したものをいったんWinshotで画像化し、Wordに貼り付けて、1/2000サイズに縮小(画像化前に縮小すると縦横比の関係でいびつな形状になってしまう)
⑥印刷(Excelに貼り付けて印刷すると2%くらい小さく印刷されてしまう)
以上の作業で約半日がつぶれました(笑)


榛名は艦首の破孔にスミ入れ塗料によるウェザリングを施しました。

作業中にめくれた外板が取れてしまったので、後日再び付け直します。

主砲などに施されたダズル迷彩の様子です。

主砲については1・2番のみ迷彩があります。天蓋及び砲身は艦の前後方向にラインが描かれています。
2番主砲は機銃座ブルワークとバーベットにも迷彩がありますが、バーベットは左舷のみのようです。
問題はこれを1/2000サイズでどう表現するか。主砲左舷だけで16本のラインが入っています…。

いろいろと試行錯誤を重ねた結果、4Bの鉛筆の先を尖らせて小さなプラバンを当てて書くという方法に落ち着きました。

ラインを書き入れた後にフラットクリアを吹くことで、黒鉛を定着させました。
さすがに実物と同じ本数は書き込めませんでしたが、なんとなくの雰囲気は出たのではないかと自己満足しています(笑)

後部マストの実艦写真をよく見ると、画像に示すようにガフの他に斜め上に向かって伸びるヤードのようなもの(黄色矢印)が確認できます。

しかし第二次改装後の写真や図面などではその存在を確認できず、その役割もよく分かりません。
とりあえず存在するものは設置するという方向で行きたいと思います。