クローズアップ現代"聖地巡礼"特集を見て
昨夜NHKで放送されたクローズアップ現代、ご覧になった方いますでしょうか?
聖地巡礼を取り上げた内容でなかなかに好評だったようですね。
実は私も取材を受けた一人でして、放送を楽しみにしていたんですよ。
取材といっても顔出しは嫌なので電話ですけどねw
全体的に見て私達が普段やっている活動がわかりやすく紹介され、
たまゆらとラグりんの聖地アニメの明暗を分けた点などかなり突っ込んだ内容で、
今現在のいわゆる聖地の事情といったものが放送された点が良かったと思います。
ただ、中には気になる部分もありました。
『舞台を誰より早く探し当てることに達成感を感じている人』として実名で出ていた自称最速探訪者。
これ見て私は「え、誰?」と思いました。
積極的に舞台探訪をサイト等で公表している探訪者はmixiなど横の繋がりがあるもので、
大抵顔見知りだったりします。
この番組の放送時、知り合いの探訪者はみんなtwitterで実況していたんですが、
一様に「誰?」知らない様子。
今朝この2人組は某探訪者さんに見事に特定されます。
知っている方もいるかもしれません。
この自称最速探訪者は『聖地の歩き方』という同人誌をコミケで頒布している人です。
最初この本を手にとった時、「お、巡礼本か!このジャンルは人少ないから嬉しいなぁ」
・・・なんて思ってました。
よく見たら表紙からしてアニメから切り出した画像を使っている。
中を見てみたらアニメ本編のキャプ画をそのまま載せている。それも膨大な数を。
これは明らかにアウト。
同人誌とはいえ勝手に商用利用しているんですから。
しかも図々しくもZINで委託までしている。
サンプルもあるのでいかに酷いか見てみてください↓
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=6402
私もこうして日々アニメのキャプ画と写真を比較・引用しているので大きな事は言えないのですが・・・、
それでもこの2人の行為は許せなかったので今回記事にしたんです。
同人誌とはいえそれで利益を得ているわけですよ。
常識が少しでもあればキャプ画を載せるのは躊躇われるはずです。
私だってキャプ画を載せないなりに挿絵を挿んだり印象に残るシーンを厳選したりと工夫するわけですよ。
アニメ画像そのまま載っけるとか芸がないというか、つまらない。サイト見てるのと変わりませんもん。
別にそれ本にする必要ないよね?っていう。
なんか全然その作品に対する熱意が伝わってこないんですよね。
そんなのはもう同人誌ですらない。
私の記事で何か状況が変わるとも思えませんが、もう黙ってられませんよ。
図々しく顔出しでテレビに出て俺が最速探訪者だ(ドヤァって。
月1でしか巡礼してない分際でよくも恥ずかしげもなく最速とか言えるわ。
この2人組は探訪者ではありません。探訪者とは未発見舞台を自ら発見する人のこと。
探訪は調査、巡礼は観光の側面が強いということです。
最速探訪がいかに大変か、この2人も番組スタッフもわかっていません。
放送直後に地元の人間が写真撮って2chで報告するような昨今の状況下、
最速に挑戦するなら最低でも放送翌日でないと成り立ちません。
舞台探訪が日常になっている人は週末は決まって探訪に出かけているものです。
だからこの人達がいう月1ペースという言葉に引っかかりを覚えました。
そう思って放送終了後見返してみると最速を謳っているはずなのに何故か今になって「花いろ」。
今回の番組内容から「花いろ」は放送の許可を得ているから花いろの時特定した場所を見せて欲しいと
言われたのかもしれません。
でもあのシーンの最速探訪者は別にいるんですよw
以上の事から、もしかしてこれやらせじゃねえの?とも思いましたが、
単に他の探訪者のサイトを見ないだけかもしれません。
情弱なんですね、探訪に関して。
この人達のサイト↓
東北も関西も九州も行ってないようですが・・・全国?
誇張に過ぎる。さすが情弱は言うことが違う。
とまぁ私の言いたい事はこれぐらいです。
以前から許せないと思っていた人が、巡礼者の代表のようにテレビに出る。
彼らの厚顔無恥さに我慢ができませんでした。
実名でmixiやFacebookもやってる。
自分らのやってることが明るみに出て権利者と揉めて同人業界までとばっちり食うかもしれないとか、
探訪者のイメージダウンになって舞台探訪、聖地巡礼という活動そのものが萎縮してしまうんじゃないかとか、
そういう事が考えられなかったんでしょうか?
アニメ画像をそのまま使って無許可で売り物にする。
そんな事が許されていいのか?
今回は私含め探訪者全体のイメージダウンになるかもしれませんが、敢えて記事を書きました。
聖地巡礼がNHKで取り上げられるほどのムーブメントになり、
これから更に巡礼者も増える事が予想されるからこそ、こうした事は問題提議すべき事だと思います。
ひとまず志川太一さんと南谷真哉さんは自分が食い物にしてきた作品に対して
申し訳ないと思う気持ちが少しでもあるなら今すぐ委託中止して今後即売会での頒布をやめるべきです。
というか、やめさせないと。