P『今回は軽くお好み焼きパーティやねぇ~ん』







・・・どう考えても『軽い』とは言えない催しに、喜びと興奮を隠せないパチモト。

反して、それを聞き・・・

一時放心状態にまで陥ってしまったみゆきさん。





・・・それもそのはずでございます。

フランス料理と比べて『お好み焼き』が軽いのは価格帯だけの話。

黙々と出てきた料理を食べ、適当に相づちを打っていれば良い前者に対し、お好み焼きを焼いたり、切り分けたり、あるいはマヨネーズはいるかいらないか・・・

・・・といった会話にいちいち受け答えをしなければいけない後者は、パチモト家全員(祖父を含む)と過ごす数時間としてはあまりにも過酷でございます。








P『ぶほっ!! たたた楽しみやなぁ~! 我が家のお好み焼きは特製やからなぁ・・・』

み『へ・・・へぇ~・・・』

P『何しろ本場やから! ナニワの血が騒ぐわぁ~!!』








・・・そんなもん一滴たりとも流れていない神奈川県民でありながら、パチモトのお好み焼き談義はさらにエスカレート。

大して中身のないウンチクを垂れ流しながら、ついにはバーのテーブルを『模擬・鉄板焼き』に見立て、流れるようなコテ捌きを披露・・・

そう・・・その姿はさながら、エア・ギターならぬ




『エア・お好み焼き』




と言ったところでしょうか。







P『このなぁ~・・・返しがポイントやねん・・・ジュゥゥゥ~







・・・少しでも臨場感を出すためでしょう。

ついには話の所々に自らの口でジュージュー言い始めてしまったお好み焼き職人・パチモトを止める術はありません。







み『パチモト君・・・わかったから! あとは火曜日に、ね!!』

P『でででもほらっ!! この手首のスナップが・・・』

み『わ、わかったから・・・あとは生で見せて』










P『・・・・・・え・・・い、今なんて?』

み『だから・・・火曜日に・・・ナマで見せて・・・って・・・』

P『ぶほぉぉっ!! ナナナナマァッ!?










み『・・・あ、あの、私何か変なこと言っ・・・』

P『なんぼなんぼ!! ビックリするやぁ~ん!! 突然ナマとか言ったらぁ~!!』













・・・そんな事にビックリするのは、世界中探しでもオマエだけでございます。


(続く)