P『くふっ…くふぅぅぅっ…』












夏の夜も更け、窓の向こう…遠くには熱海の海が街の灯りを帯びて輝きを放っておりました。

前述の浜田省吾氏と並び『昭和のベストサングラッサー』と称されるシンガーソングライター、井上陽水氏は歌の中で



『ホテルはリバーサイド』



『お元気デスカ?』



…と述べておりますが、いえいえ、ベイサイドのホテルもなかなかロマンチックなものでございます。














P『ああ…あふぅぅぅ…』













…ええ。








…これが自慰行為(別名:オナニー)でなければの話でございます。










P『……かかか…K里ぃぃ~……』










マスターベーションをするのに、何も全裸になる必要性は全く感じられませんが、ピンクチャンネルの光に生まれたままの姿を照らし出されたパチモトは、再び



『ナップサック(青)』



をさも愛おしげに抱き寄せました。








パチモトのスタイルはテレビ画面に向かって斜め45度という絶好のポジショニング。

さらに申し上げれば、パチモトの選択した体勢は一般的に『寝釈迦スタイル』と言われる、最も陰部への刺激に適したものでございます。





半分…いえ、ほぼ99%キレかかっているK里と私たちは、パチモトのほぼ背後に近い位置から



『パチモト撮影会』
(モデル:パチモトトモヒコ 仕様機材:撮りっきりコニカ27枚撮り)



を行っておりましたので、パチモトの陰部状況をハッキリと確認することは出来ませんでしたが、逆に言えばすっかり本気モード学園(入校受付中)のパチモトからは、まったく気づかれる事もございませんでした。












K里『…コロス……ブッコロス……』












普段は非常におとなしい性格の持ち主であり、滅多に怒ることのないK里が私の隣で何やら物騒なことをブツブツとつぶやき始めました。

その光景はまるで『カオナシ』(映画『千と千尋の神隠し』より)が








『…ニンゲン食ウ………』








と言っている様な、静かなる殺気を帯びておりました。








…K里の怒りはもっともでございます。








百歩譲って、自分の知らないところで『ズリネタ』(別称:オカズなど)として扱われているのは我慢できたとしても、でございます。





事もあろうに自分を『ナップサック(青)』に例えられたとしたら…





さらに言えば、その犯人が


『全裸+寝釈迦スタイルのパチモト(トモヒコ)


だったとしたら…












(想像してごらんよ、パチモトのオナニーを…)












このような事で、巨匠、ジョン=レノンの名曲『イマジン』を引用することは非常に心苦しいのでございますが、皆様にもリアリティを以てこの殺意を共感していただきたいのでございます。





尚、この場を借りてオノ=ヨーコ女史には深くお詫び申し上げます。




…いえ、愛と平和などという崇高なテーマではなく、ただパチモトがオナニーしているというだけのことでございます。











…と、その時でした。











P『ああ…あぁぁぁあああああああ!!』












ついにクライマックスを迎えたパチモトが、背後から浴びせられる『撮りっきりコニカ』のフラッシュにも気づかないまま、この世の物とは思えない絶叫を上げたのでございます。








私『…お、おい…』








私が思わず身を乗り出してしまったのは、他でもございません。





…パチモトが『ティッシュペーパーを用意していなかったから』でございます。





(続)