このままもっと《番外編》おうちデート 前編 | sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

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赤さんと緑くんによるソフトな萌キュンイチャコラですが、激しめなものも書いておりますので未成年の方、男性の方はご遠慮下さい。

コメントは基本的に未承認にしております。


お久しぶりの「このまま」シリーズ。(覚えてますか?)
お外に出られないおふたりの甘々おうちデート。
櫻葉枯渇気味の自分へ(笑)
もちろんみなさまにも楽しんで頂けたら幸いです。

↓このおはなしのはじめは……
。。。。。

A-side


いつも、翔ちゃんのお仕事がお休みの時は先にベッドから出ちゃダメって言われてたんだけど……

今日は翔ちゃんよりほんのちょっと早起きしてみた。

いつも通りオレをぎゅうって抱きしめながら眠ってる翔ちゃんを起こさないようにそーっとベッドから出る。

出てから、また自分が裸なのに気づいて少し恥ずかしくなる。

三日と間が開かない情事だけど、翔ちゃんの休み前はほんっとに濃厚で……。

オレがもうムリって言っても全然やめてくんなくて。

昨夜ももうそれはそれはすごかった。


『しょ、ちゃ……も、ムリ……』

『何言ってんの?雅紀のココは俺を 咥 えて離さねーけど?』

『んゃ、っ……そ、んなに、グリグリ、しないで、ぇ……』

『ん?もっと?』

『そん、なこと……言って、なぃ……』

『じゃあ、いらないの?』

『……やっ、そうじゃ、ないけど……』

『じゃあ……なんて言うの?雅紀……』

『ん……翔ちゃん……もっと、来て……奥まで…深いの、欲しぃ……』

『ふふ、雅紀、カワイイ……』

『んあっ!やっ、んん、あっ……』

『雅紀……』





「……っっ!」

昨夜のことを思い出して顔が爆発しそうなくらい真っ赤になってしまった。


翔ちゃんていつも言葉攻めがスゴいんだけど……

それにノッちゃってるオレもいるんだよね。

イジワルって思うんだけど、結局はオレも翔ちゃんがもっともっと欲しいから恥ずかしいけど言っちゃう。


火照った頬を両手で抑えながらベッドで眠る翔ちゃんを見る。

口を開けて無防備に爆睡してる。


ふふ、カワイイ。

こんなカワイイ寝顔の翔ちゃんが夜になるとギラつくセクシーな顔になるんだもん。

そりゃ日々惚れちゃうでしょ。

しばらく翔ちゃんの寝顔を見つめているとブルッと身震いして自分がまだ裸だったのに気づく。


こんなんで風邪なんか引いちゃったらシャレになんない。

オレは急いでベッド下に脱ぎ散らかしてたスウェットを拾うと手早く着て寝室を出た。



。。。。。

S-side



「……ちゃ……」

「しょ……ちゃん」

「しょぉちゃ……」


ん?俺の名前を呼ぶこのカワイイ声は……


「翔~ちゃんっ♪起きてっ」

「あ……雅紀……」


ゆっくりと目を開けると目の前には雅紀のカワイイカワイイ顔が。


「雅紀……」

俺は雅紀に手を伸ばすと腰を掴んでベッドに引きずり込んだ。


「ちょ、翔ちゃんっ!朝だよっ!
もう起きてっ!」

「ん~でも、今日、休みじゃん……
もっとイチャイチャしよぉ……」


そう言って引き寄せた雅紀の首 筋に 唇を 這わ せながらスウェットの裾から素肌の背中へと手を滑らせる。


「んっ……や、翔ちゃん……ダメ……」

「んふふ、雅紀の『ダメ』は『いいよ』ってことだろ……?」


そう言いながら鎖骨へと 舌を 這わせて 痕を付ける。


「んんっ……翔ちゃん、昨夜散々シたのに……」

「ん~、雅紀がそばにいる限り、俺の性欲は 衰えません……」

「んもぉ……何言ってんの?」


雅紀がそう言って俺の顔をグイッと引き剥がした。


「いででっ!……雅紀ぃ……」

「翔ちゃんっ!朝ごはん作ったから早く食べよっ。オレ、今日はいつもより一生懸命作ったんだよ!」

「んな事言っていっつもおいしいごはん作ってくれてんじゃん……いつもありがとな?」


礼を言いながら頬を撫でるとくすぐったそうに照れる雅紀。


「しょっ、翔ちゃん……そんな、オレこそ、いつもお仕事お疲れ様。ありがとうね?」

「うん…俺は雅紀がいるからがんばれんの」

「くふふ。オレも翔ちゃんがいるからがんばれる~」


そう言って俺にチュッてカワイイキスをくれるからまた火がついた。


「雅紀……」

「んゃ、っ……だから、翔ちゃん……っ!
朝ごはん、冷めちゃう……」

「ん~朝ごはんも食べたいけど……雅紀が食べたい……」

そう言ってまた雅紀の体に顔を埋める。


「もぉっ!それはあと!
あったかい内に早く食べて欲しいのっ!」

体をグイッと押し戻されて渋々諦める。


ふーん。

あとね。

ちゃんと覚えておくからな。


ひとりでほくそ笑みながらベッドから出てそのまま寝室を出ようとした。


「ちょ、翔ちゃん!服!服!」

背後で雅紀に声をかけられて自分が真っ裸なことに気づいた。


ああ、そっか……。

昨夜は雅紀が気を失うほどに何回も何回もシたから……

俺もそのまま寝ちゃってたんだ。


「そんなに寒くねーからこのままでもいいけど……」

「何言ってんの。オレが恥ずかしいよ!」

「んじゃあ、雅紀も脱げば……」


ニヤニヤしながら雅紀の服に手を伸ばすとピシャリと手の甲を叩かれた。


「いてっ」

「もおっ!翔ちゃんっ!朝からジョーダンばっかりやめてっ!」


冗談じゃないんだけど……。

まぁしょうがない。

ここで雅紀のご機嫌を損ねてもしゃーねーし。


俺は素直にスウェットを着ると、雅紀と手を繋いで寝室を出た。


つづく……


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なんてことないおやすみの日のおはなしですけど……

続きはお昼休みにどーぞっ!