《櫻葉短編》愛情のこもった贈り物 | sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

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赤さんと緑くんによるソフトな萌キュンイチャコラですが、激しめなものも書いておりますので未成年の方、男性の方はご遠慮下さい。

コメントは基本的に未承認にしております。



2/15(日付的には16日?)のレコメンで語っていた雅紀くんが翔さんにあげた誕プレのおはなし。

「このあと会うんで」とか公開デート宣言かよ!←落ち着け私


。。。。。



時計が、日が変わったのを知らせた。



しばらくすると聞こえてくる愛しい声。



俺の耳に心地いい雅紀の声が聞こえてくる。



今日は雅紀の仕事は俺より少し遅いみたいだからひとりでラジオを聴いている。



いつも通り一通り近況とか、色々おしゃべりして、曲かけて、コーナーが始まる。



聞いてると、俺の名前が出てきてドキッとした。



ソファにもたれてた背中を正して耳をすませる。



「このあと会うんで、」

「おパンティの方を、」



あー、コレってあの時のはなしか。



雅紀ってばラジオでこんなこと話すとか……



まぁ会うと言っても俺たちは一緒に暮らしてるから当然それは雅紀が家に帰ってきてからもらったんだけど……。



『はい!しょーちゃん、今年の誕プレ!』

『お。ありがとう、雅紀』

『改めまして、お誕生日おめでとう~』

『ふふ。ありがとうな。開けてもいい?』


そう言ってラッピングを解いてるとなんだかクスクス楽しそうな雅紀。


なんだ?と思いながら中身を見ると……



『……パンツ?』


それも一枚や二枚じゃない。


『こんなに大量にまた……』

『くふふ。だってしょーちゃん、オレがパンツあげないとずーっと同じの履き続けてるじゃん!』

『だって……どれも雅紀にもらったものばっかで、そんなの捨てらんねーじゃん!』

『オレがあげたヤツじゃなくても残ってるパンツあるじゃん!』

『それは、雅紀と初めてヤった時のパンツとかだなー、初めて雅紀から求められてヤった時のパンツとかだなー、姫始めで雅紀とヤった時のパンツとかだなー、』

『イヤ!もういいから!』


もっとエピソードあんのに……。

雅紀に止められたから仕方なく口を噤んだ。


『もぉ……しょーちゃんてばどんだけオレのこと好きなのぉ?』

そう言いながらも嬉しそうな顔してる。


『え。そんなの聞く?いまさら?』

『……イヤ、いいです。わかってるから。
でも、』

雅紀は俺の手にした誕プレのパンツを指さした。


『もういい加減古いのは捨てちゃってください。
スーパーアイドル嵐の櫻井翔ともあろうものが、ヨレヨレのパンツ履いてるとか恥ずかしいから!』

『イヤ、別に気にしねーけど』

『オレが気にするの!
しょーちゃんのヨメとして、愛するダンナ様にヨレヨレのパンツを履かせるわけには行きません!』


そう言われて俺の顔が崩れたのは言うまでもないが。


『……そぉ?じゃあ、今履いてるパンツもだいぶくたびれてきてんだよなぁ……』

『そぉなの?じゃあもういい機会だからポイしちゃおう!』

『じゃあさぁ……』


俺は雅紀に近づいて顔を寄せると耳元でささやいた。



『雅紀がこのパンツ替えてよ……新しいのと……』


雅紀の体がピクッと揺れる。



『替えるだけ、だよね……』

『だと思う……?』

『………………………………思わない……』

『大・正・解♡』

『もぉ……しょーちゃんてぱすぅぐソッチ方面にはなし持ってくんだから……』


スネるように口をとがらせながらそう言う雅紀。


『雅紀も嫌いじゃないくせに……』


そう言って首筋をスっと撫でてやると『んっ……』と声を漏らす。

もうその声だけで、誘われてるのと同然なんだけどな?


『雅紀……今日は、オマエが、脱がせて……俺のパンツ……』

『しょ、ちゃ……』


まぁ、雅紀のはいつも通り俺が脱がせますけど?


『じゃあ……ベッド、行こ?』


真っ赤な顔をしながら上目遣いでそう言う雅紀に俺の理性は簡単に飛んでった。


照れながらも俺に体を預けてきた雅紀を横抱きにして、逸る気持ちを抑えながら寝室に急いだ。


もう、そのあとは言葉では表せないほど妖艶な雅紀をあの手この手でイカせまくったけど。


雅紀は俺に新しいパンツを履かせることができないままクタッと眠ってしまった。


俺はその寝顔を見ながらほくそ笑んだ。





そうだ。

俺はあの晩を思い出してまた顔が緩むのがわかった。



まぁ、あの時のパンツも結局捨てずにキレイに手洗いしてからクローゼットの奥にしまってあるんだけどな?

雅紀に捨てると言った手前履けないけど、コレクションとしては置いとかないとな。


雅紀からもらったパンツを俺がやすやすと捨てるわけねーじゃん。


その内、クローゼットの一段がまるまる俺のパンツの収納場所になりそうだな。



それはそれでおもしろいな。

そんなはなしもその内テレビでしてやるかな。



そんなことを考えていると、雅紀のラジオも終盤に差し掛かり何曲か曲が流れていた。



すると玄関の方で音がしたので振り返る。


しばらくすると寒そうに体を縮こませながら雅紀がリビングに入ってきた。



「う~。さむぅい」

「おう、雅紀。おかえりぃ」

「しょーちゃん、ただいまぁ」


アウターも脱がずに寄ってきた雅紀を抱きしめてやる。


外気で全体的に冷たくなっている雅紀の体をさすりながらあっためてやる。


「ふぁ~、しょーちゃんあったかぁい」

「俺は湯たんぽか?」

笑いながらそう言ってやる。


「くふふ。そうだよ?しょーちゃんはオレの湯たんぽなの。オレ専用のね?」


そんなカワイイこと言ってくれるから抱きしめる腕に力がこもる。


「しょーちゃん!苦し……」


そう言われてやっと腕の力を少し緩める。


「あ、しょーちゃん、もしかしてオレのラジオ聴いてくれてたの?」

そう言われて、もう雅紀のラジオは終わってて次の番組になってたのでそっとスイッチを切る。


「うん。またどっさりもらったパンツのおはなし、聴かせて頂きましたよ」

「あー、あの、しょーちゃんがしつこかった日だよね?」


セリフの割に楽しそうに言いながら雅紀がアウターを脱ぐ。



「そうだよ?
雅紀の公開デート宣言も頂きました。
『このあと会うんで』とかもう付き合ってますって言ってんのと一緒じゃん!」

「んなことないっしょ!仲良し嵐だから誰もそんな勘ぐりしないってば~」


そうでもないと思うけど……

リスナーのみなさんは、全員がそうとは言わないけど、そう思ってないファンの人もいると思うよ?


世の中色んなファンがいるからね?



そうなると、やっぱり期待に応えなきゃ、でしょ。



「なぁ、雅紀ぃ」

「ん?なぁに?しょーちゃん」


俺の隣にチョコンと座り込んだ雅紀の腰をそっとなでる。


「……んっ、しょーちゃん、なにすんの、っ」

「今日の俺のパンツも……もうかなり履いてるんだけどなぁ……」


そう言って雅紀の顔を覗き込んでやる。


「な……っ!」


雅紀が真っ赤な顔をして言葉をなくす。



「またぁ、今日もぉ、雅紀にぃ、脱がせてほしいなっ」


雅紀の手を俺の下半身に引き寄せる。



「しょ……!」

「なぁ、雅紀ぃ……」


雅紀はもう真っ赤な顔をしたまま口をパクパクさせてる。


そんな雅紀もカワイイと思ってしまう。


もう一押しだな。



「な?お願い……雅紀……」


耳元でささやいてそのままキスを落とす。



「んっ……しょ、ちゃ……ズルい、そんなこと言って……」

「いーい?雅紀ぃ……」

「オレのは……しょーちゃんが、脱がせて、くれる?」


反対に雅紀にそう言われながら顔をのぞき込まれる。



「そんなオネダリ、俺がノーなんて言うわけないじゃん」


今日はベッドまで連れてく余裕はない。


そのまま雅紀を押し倒した。



「あっ、でも、っ……おふろ……」

「もうムリ。これ以上ガマンできない……」

「でも、っ……体クサイ、よ?」

「もう、黙って……」


そう言って身をよじる雅紀の唇を塞ぐ。


寒さのせいで少しかさついた雅紀 の唇を 舐めるように 堪能したあと、口 内を思う存分 蹂 躙してやると、もう逆らう言葉は出てこなくなった。


代わりに、俺の首に両手が回されて体を引き寄せられる。


「しょ、ちゃ……」

「雅紀……愛してる……」


今日も雅紀の手によって俺のパンツは脱がされたけど……


例によってそのパンツも捨てられることなくいつものクローゼットの奥にしまわれるのだった。


。。。。。

《事後……》

(*‘◇‘)  >  しょーちゃん、そんなこと言っておパンツ全部残してんのしってんだからね!

(`・3・´)  >  ぎくっ!なんで……

(*‘◇‘)  >  この家の家事、ほとんどオレがしてんだからわかるに決まってんじゃん!

(`・3・´)  >  あ、そっか……

(*‘◇‘)  >  もぉ、クローゼットしょーちゃんのパンツだらけじゃん!

(`・3・´)  >  だってぇ……雅紀にもらったモノなんてどんな状態になっても捨てられるわけねーじゃん……

(*‘◇‘)  >  しょーちゃん……

(`・3・´)  >  それに、オマエだって俺があげたブランケットやタンブラーやリュックやパジャマとか古くなっても全部置いてるくせに!

(*‘◇‘)  >  そ、それは……

(`・3・´)  >  オマエだって一緒じゃねーか!

(*‘◇‘)  >  だって…しょーちゃんにもらったモノなんて捨てられるわけないじゃん……

(`・3・´)  >  雅紀……

(*‘◇‘)  >  そうだよね……お互い、大好きな人からもらったものはどんなものでも捨てられないよね……

(`・3・´)  >  わかってくれた?雅紀……

(*‘◇‘)  >  うん。ゴメンね?しょーちゃん……

(`・3・´)  >  いいよ、もう。雅紀、愛してる

(*‘◇‘)  >  オレも、愛してる……



(`・3・´)  >  アレ?でも俺がむかーしにあげたオススメの迷彩の服は?

(*‘◇‘)  >  あー、アレは捨てたわ。趣味じゃねーし。


(`・3・´)  >  おいぃ!!


♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*

実は私まだこのラジオ聴いてなくて、何人かの読者さんのブログを拝見させて頂いて妄想が膨らんだんですが……

なので進行具合とか、言ってたこととか間違っててもご指摘は優しめにお願いします。


顔文字劇場、おおちゃんの出番もないし、たまにはラブラブで終わらせようかと思ったけどやっぱり小悪魔雅紀出しちゃうんだな……
関西人としてオチ付けなきゃってのもあるし(笑)


つーかこのはなし、何回『パンツ』ってワード出てくるんだ(笑)