1/24放送のVS嵐収録後……
若干ネタバレしてますので見たくない人は回れ右。
。。。。。
あんなにニッコニコしちゃって……
いつもは楽しい収録も、今日は少しだけモヤモヤしてる。
そんな自分にも腹が立つ。
でも……収録が終わって戻ってきた楽屋でデッカイ花束持ってチョーご機嫌のしょーちゃんを見てるともっと腹が立ってくる。
「いやぁ~上田のヤツ、粋なことするよなぁ~」
「……」
「プラスワンゲストで登場してくる時まさか花束持って出てくるとはなぁ~」
「…………」
「勝てなかったのが残念だったけどまぁしょうがねぇか~」
「………………」
「あれ?どうしたの?雅紀。
やけにおとなしいじゃん」
「別に……」
今頃気づいたの?
つーかなんなら収録中からですけどね。
これ以上なんて言っていいかわかんなかったから黙ってると、着替えが終わったのかニノたちがテーブルの方に戻ってきた。
「翔さん嬉しそうだね。
良かったね。上田にあんなに祝われて」
「おう!俺はあんな後輩がいて幸せものだわ!」
ニノにそんなこと言われても相変わらず嬉しさを隠そうともしないしょーちゃん。
ニノのイヤミに全然気づいてない。
「翔さんもまーも早く着替えたら?」
「あー、うん……」
潤くんに促されても曖昧に言葉を濁すしょーちゃん。
わかってるよ。上田があいさつに来るかもしれないから待ってんでしょ?
「オレ、着替えてこよーっと……」
そんなしょーちゃんを見てるのもイヤだったのでひとりでスタスタ奥に着替えに歩いていった。
ニノの『アナタの気持ち全部わかってます』って顔を見てるのもイヤだったし。
「雅紀……?」
さすがになんか様子がおかしいな、と思ったのかしょーちゃんがオレを見るけど無視してそのまま着替えに行った。
ゴメンね、しょーちゃん。
ただのオレのワガママ。
ただのオレのヤキモチ。
オレだってしょーちゃんに花束渡したいよ。
あんな風にみんなの前で堂々と『おめでとう』って言ってハグしたいよ。
でもそんなのムリだから……。
楽屋の奥とは言えひとりになって余計にモヤモヤが溢れてくる。
そんな思いをしてしまう自分が心底イヤになってきた。
「翔さん、もういい加減にしといた方がいいと思うぜ?」
「アナタの隣の顔をよーっく見ることをオススメしますよ」
「36歳最後の日にケンカなんかすんなよ~」
その時、カーテンの向こうからそんな声が聞こえてきて。
やけに声が大きくない?
もしかしてオレにも聞こえるように言ってる?
まだ着替えの途中だったオレは出ていくこともできずにただ聞いてるとそのまま3人は帰って行ったみたいで。
ドアが開くのと同時に
「相葉さん!おつかれ!」
「まー、またなー」
「相葉ちゃぁん、素直になるんだよ~」
と声がかかる。
パタンとドアの閉まる音がしてから物音もしなくてシーンとしてる。
なんか、シーンとしすぎて動けないんだけど。
着替えの途中のまましばらくじっとしてると足音が近づいてきた。
もちろんその音の持ち主が誰だかわかってるからドキドキが止まらなくなってくる。
「雅紀……?」
カーテンの向こうからしょーちゃんの声が聞こえてくるけどオレは下を向いたまま返事ができない。
「雅紀?出てきてよ」
オレが何も言わずに黙ってるとまたしょーちゃんから声が掛かる。
顔を合わせにくいのもあるけど……
オレ、着替えてる途中だから上半身なにも着てないし……。
どうしよう……。
そんなことを考えてるとおもむろにカーテンが開けられた。
「……っ!」
驚いて振り向いたとたんにしょーちゃんのニオイがした。
苦しいくらいにキツくキツく抱きしめられてる。
それ以上に心がキツかったんだけど……
不思議とそれはしょーちゃんの温もりで少しずつ浄化されていく。
「しょ、ちゃ……」
「雅紀、カワイイ」
「…………へっ!?」
驚いて体を離してしょーちゃんを見ると、オレを見つめる目がものすごく優しくて……
その目にまたドキッとした。
「ゴメンな?雅紀」
「…………しょ、ちゃ……」
違う。
謝らせたいんじゃない。
しょーちゃんが悪いわけじゃない。
「オレこそ……ごめんね?
イヤだよね。こんな態度取っちゃって……」
オレが下を向いて謝ると顎を掴まれてしょーちゃんに目線を合わせさせられた。
「ううん。嬉しいよ。ヤキモチ妬いてくれちゃって」
「え……」
「それだけ俺の事好きだってことだもんな?
カワイイよ、雅紀」
そう言ってオレの髪を優しく撫でてくれる。
「収録でいつもよりテンション上がってはしゃいじゃったのは認めるけど……でも、やっぱりオマエが笑っててくれないと俺も楽しくないし。
だから……ごめん」
そう言われて無言で頭をブンブンと横に振る。
「違う!やっぱりオレが悪いの!
しょーちゃんの誕生日なのに!
せっかく上田があんなに祝ってくれたのに!」
勢いで涙が出そうになって慌てて下を向く。
「じゃあ……七夕デートしませんか?」
「え?」
「今日で同い年最後だろ?
俺たちの七夕期間も終わっちゃうし…今日はデートして帰ろ?」
「……いいの?」
「俺が誘ってんですけど」
「でも、上田が待ってんじゃ……」
「大丈夫。アイツはちゃーんとわかってるから」
「そ、なの?」
「雅紀。俺と、デートしてくれる?」
こんなオレの態度に怒りもしないで、逆にこんなに優しい笑顔を向けてくれて……
ホントにオレってバカ。
「ほら、早く行こ?早く着替えないと風邪引いちゃうし……俺もガマンできなくなるし?」
「……えっ?……あっ!」
しょーちゃんにそう言われて自分が上半身なにも着てなかったことに気づく。
「雅紀のそのお誘いは家に帰ってからのお楽しみに取っとくから、早く着替えてデート行こうぜ?」
「さっ、誘ってないし!
しょーちゃんのエッチ!」
オレは慌ててカーテンを閉めると着替えを手に取った。
着替えて出てくると入れ替わりにしょーちゃんが着替えに入った。
出てきたしょーちゃんにアウターと荷物を渡す。
「しょーちゃん、37歳の年はおかあさんとケンカしないってさっき約束してたのに、36歳最後の日にオレなんかとケンカしちゃったね、ゴメンね?」
「え?こんなのケンカじゃねーし」
しょーちゃんがオレの後頭部を引き寄せて、額と額をくっつけてきた。
「……え?」
「ただの雅紀の、カワイイヤキモチだし」
そう言って、いじわるそうな顔をしたしょーちゃんがニヤッと笑うと優しく唇を塞がれた。
「んっ……」
しばらくふたりの唇が重なり合う。
「…しょーちゃん、大好き。
お誕生日おめでとう。
生まれてきてくれて、ありがとうね?」
「ありがとう。俺も大好きだよ」
そう言って微笑んでくれたしょーちゃんに今度はオレからキスをした。
。。。。。
《その頃楽屋の前の廊下では……》
(#・A・) > あ、3人ともお揃いで!お疲れさんっす!
(.゚ー゚) > あ、上田。お疲れさん。
ノノ`∀´ル > お疲れさん。
(´・∀・`) > おつかれ~。
(#・A・) > あの、アニキは……。
(.゚ー゚) > あー、翔さん立て込んじゃってるからダメだよ。
(´・∀・`) > そうそう。ジャマしちゃダメ~。
(#・A・) > はっ!もしや姫と一緒ですか?
(.゚ー゚) > うん、そう。姫と一緒。
(#・A・) > じゃあなおさらおふたりをお守りしなければ!!
ノノ`∀´ル > だーいじょうぶだって!
(#・A・) > イヤ、でも!あのふたりをお守りするのは俺の指名ですし!
(.゚ー゚) > あのふたりのジャマしないの!
ノノ`∀´ル > イノシシ年はイノシシ年同士、飲みにでも行こうぜ~。
(.゚ー゚) > そうそう。戌年同士はそっとしといて、ね?
(#・A・) > はぁ…おふたりをお守りできないのは遺憾ですが、お供します!
(.゚ー゚) > 硬いんだよ上田。
ノノ`∀´ル > そうそう。同い年なんだしさぁ。もしかして俺たち同じグループだったかもしんねぇし?(笑)
(.゚ー゚) > 全然タイプ違うけどねぇ~(笑)
(´・∀・`) > おいらがKATーTUNだったかもしんないし?
(.゚ー゚) > それはないです。(キッパリ)
(´・∀・`) > にのぉ…………
ノノ`∀´ル > さぁさぁ、早く行こうぜ~。
(´・∀・`) > おいらイノシシ年じゃないけどいいの?
(.゚ー゚) > もちろんじゃないですか、おーのさんも一緒。
(´・∀・`) > にのぉ…♡
(.゚ー゚) > とーぜんおーのさんの奢りですからね。
(´・∀・`) > にのぉ………………
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なんかよくわかんない上に上田をちょっとひどい扱いしてしまってごめんよー。
しつこいけど翔さんハピバー!!
結局銀座デートは行ったんかぁーーい!