《櫻葉短編》お座敷デート | sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

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赤さんと緑くんによるソフトな萌キュンイチャコラですが、激しめなものも書いておりますので未成年の方、男性の方はご遠慮下さい。

コメントは基本的に未承認にしております。



若干ライブのMC時のネタバレしとりますのでイヤな方は回れ右推奨。






1/11㈮の大阪のコンサートでのまさかの櫻葉さんたちのカミングアウト……!

1/9㈬に櫻葉のふたりで自主練したんですって。
そんでそのあと料亭みたいなそば屋に行ったんですって。

もうガチでしょ(笑)
もう早く正式発表してくれよ(笑)

と、言うわけで降りてきたおはなし。

安定のよくわからない内容になってしまったのは私のせいじゃないはず(笑)←じゃあ誰のせいなんだよ(怒)


それでは翔さん視点でどーぞ♡

。。。。。




「ふぁー!もうダメ!もう動けない!」


そう叫んで雅紀がスタジオの床に倒れ込んだ。



「おい、そんなところに寝転ぶなよ」

「んー、でも冷たくて気持ちいー……」


すっげー汗だくで寝転びながら「気持ちいー」とか言われるとどうにも他のことを想像してしまってしょうがないんだけど。



「早く起きねーとそのまま襲っちまうぞ」

「……何言ってんの、しょーちゃんてば」


呆れた顔をしながら雅紀がゆっくりと起き上がる。



今日はあさってから始まる大阪でのツアー前に、俺と雅紀のふたりで振りの練習をしてるところだ。

オレたちふたりはいつも覚えるのも、踊れるようになるのも時間がかかるからこうやってふたりで練習するのが恒例みたいになってて。

俺は雅紀とふたりっきりでいられるからすげー嬉しいんだけど。

家に帰りゃそりゃふたりっきりだけど、こう言う仕事の場でもやっぱりふたりっきりになれるのは嬉しい。

でもさすがにけっこうな時間やってると体力の限界もある。

やっぱり進行順にバカ丁寧にやって、ふたりで並んで歩きながらお手振りまでやってたからそりゃ疲れるわな。




「今頃みんな何してんのかなー」

「んー?」

「オレたちみたいにマジメに練習してんのかなー?」

「どうだろうなぁ。ほかのみんなはオレたちと違ってそんなに振り忘れたりしねーからなぁ」

「ニノはね!ずーっと家でマンガ読んでんだって!んで最後まで読破したからその映画見てんだって。
ずーっと座ってるってスゴいよねー」

「そうなの?つーかなんでオマエがそんなニノの状況知ってんだよ」

「んふふー。オレはニノちゃんのことならなんでも知ってるんです!」


その言い方がちょっと気になって、オレは雅紀の隣に座り込んだ。


「ふーん。それって、俺より知ってんの?」

腰を引き寄せながら顔を近づける。


「なぁに?しょーちゃんてばヤキモチ妬いてんのー?カワイイー」

「うっせ。なぁ、どうなんだよ」


口をとがらせながら急かすと、雅紀が顔を近づけてきてチュッと唇に触れるだけのキスをしてきた。



「オレはしょーちゃんのことならなーんでも知ってるよ?もちろんニノより……」

「ホントに?」

「うん。それとも……しょーちゃんはまだオレになんか隠してんの?」

「んなことあるわけねーじゃん」

「ふふ、それに、こんなことすんのはしょーちゃんだけでしょ?」


そう言って雅紀が今度は首に腕を巻きつけてきてしっかりと唇を押し付けてくる。


俺は雅紀の後頭部を抑えて、それを深いものに変えていく。



「んっ……しょ、」

「雅紀……」


舌を 絡ませながら 甘い声で名前を呼んでやると、もう雅紀の目はうるうると涙の膜を張り出して、体の力が抜けてくる。


そんな雅紀がかわいくて、Tシャツの裾からするっと手を差し込むととたんにビクンっと跳ねる。


そのまま押し倒してやろうと 覆いかぶさっていくとグイッと肩を押し返される。



「ちょ、しょーちゃん!こんなとこでなにするんだよ!」

「えー?恋のレッスン?とか?」

「バカじゃないの!寒いし!
つーかこんなところでムリ!」

「えー、でも俺と雅紀のふたりっきりで誰も絶対入ってこないから大丈夫だよ?」

「それでもこんな、変にだだっ広くて鏡だらけのところなんて落ち着かないし!」

「そぉ?逆に興奮してこない……?」

「それは変態しょーちゃんだけですっ!」

「誰が変態だ」

「しょーちゃんに決まってんじゃん!
それよりさー、お腹すいたよー」

「えー?食欲よりまず性欲を……」


そう言ってまた雅紀に被さっていくと顔面を手で押し返された。


「……ぶっ!」

「もう!バカ言ってないで早くご飯いこ?」

「えー……」

俺がまだ渋ってると雅紀が俺の 胸の 中に しなだれかかってきた。



「ご飯食べてー、おうち帰ってからゆっくりとじゃ……ダメ?」

「……え?」

「こんなとこじゃなくて……いつもの、しょーちゃんのにおいがいっぱいするベッドがいいなぁ……そこでいっぱいしょーちゃんを感じたいの……ダメぇ?」


そんなカワイイこと言われて、上目遣いで見つめられたらもうなんも言えねー。



「そ、だな……ゆっくりとね……たっぷりとね……」


俺は早くも雅紀の痴態を想像して悶々としてたので、雅紀が肩を震わせて笑いを堪えていたのには気づかなかった。



。。。。。




「わー!すごーい!ここりょーてーってヤツ?」

「イヤ、そば屋だよ。オマエとだから個室のところ選んだだけだし」


部屋に入るなり変なテンションで騒いでる雅紀を見ながら席に座る。


自主練が終わって、なにかうまいものでも食べて帰ろうかと言うことになり、夜もなかなかに遅いしと、あっさりとしたそば屋に来た。



「えー、でもなんだかすっごい広いよ?
奥にも部屋あんの?」


雅紀のテンションがさっきから上がる一方なのがちょっと気になるけど。


「あー、急だったからちょっとグレードが高い部屋しか取れなかったんだよな」

「ふーん。なんかドラマに出てくる部屋みたーい!」

雅紀がそう言いながら庭に続く襖を開ける。



「この庭の奥からパパラッチのカメラが狙ってたりして!賄賂とかのやり取りとかを撮られたりして!!」

「何言ってんだ。テレビの見すぎだろ!」

「えー、だっていかにもそんな部屋だもーん!

……あ!じゃあここの奥の襖は??
オフトン引いてたりすんの?」

「なんでそば屋にフトンなんか引いてんだよ!」

「だってこーゆーとこにオンナノヒト連れ込んで『今日は覚悟して来たんだろ?』とか言って奥の部屋に連れてっちゃうんでしょっ??」

「だからー!テレビの見すぎだっつーの!」

「えー、違うのぉー?つまんなーい!」

不満そうな顔をしながら雅紀が俺の対面に座る。


「何言ってんだよ……」

「オレいっぱい悪いこと考えてたのに!」

「考えなくていいし!」

「『悪いことごっこ』しよーよ!」

「しねーよ!バカ!」


俺はそう言いながら立ち上がると、雅紀の隣に座り直した。


「悪いことはしないけど……ふたりでイイコト、しちゃう?」


雅紀の肩を抱きながらニヤッと笑いかける。



「しょーちゃん、言うことがオヤジくさーい」

「……え?」


俺に肩を抱かれた雅紀が白い目で見てる。


イヤ、さっきまでの変なテンションはどこ行ったんだよ。



「しょーちゃん、変なことばっかり言ってないで早くおソバ食べよーよ!」

「イヤ!オマエだろ!変なことばっかり言ってたのは!」

「えー?知んないしー。
ほら、早く注文して!!お腹ペコペコー!」

「ええ?…もう…はいはい、わかりましたよ」


俺はまた立ち上がって自分の席に座り直すとメニュー表を広げた。



ったく、帰ったら覚えとけよ?

おとなしく寝られると思うなよ?



雅紀を横目で見ながら、呼んだ店員に注文をして行った。




「ふわー!お腹いっぱーい!
もう食べらんねー!」

「ソバとは言えこんなに食って大丈夫かぁ?」


食べ終わって、お腹をさすりながら天井を仰いでいる雅紀に声をかける。



「大丈夫だって!ソバだし消化にいいし!」

「いくら消化がいいったって……」

「しょーちゃん……」


雅紀の、俺を呼ぶ口調が変わった。


頬杖をついて俺を上目遣いで見つめる雅紀。



「これからぁ……ちゃぁんとカロリー消費すること……するんでしょ?」

「……えっ?」

「食欲の次はぁ……なんだっけ……?」


意味深な言い方をして俺をニヤッと見上げる瞳は……もうさっきまでのムジャキな雅紀じゃない。



「まさ、き……」


俺はまるで催眠にかかったかのようにフラフラ~と雅紀の元へ行くと、その細い腰へと手を回す。


雅紀もそれに答えるかのように俺の首に両腕を回してくる。



「しょー、ちゃん……」

「雅紀……」

「オレのカラダと引き換えに……アノ情報……教えてくれる?」

「ああ…………って、んー?」


雅紀が妖しくささやく唇を塞いでやろうとした時「アレ?」と思った。


少し顔を離して雅紀を見る。



「オマエ……もしかしてコレって……さっきの『悪いことごっこ』、って……ヤツ?」

「…あ、バレた?」


とたんに雅紀がてへっと笑い出す。



「だぁってぇ!!やっぱりこの部屋ってそんなことしそうな部屋じゃーん!」

「『そんなことしそうな部屋』ってなんだよ!
ただのソバ屋だっつーの!」


俺は雅紀の腰から手を離し、体を起こした。




「雅紀がこんなとこでヤラせてくれようとするなんておかしいと思ったよ……」

「んふふ。楽しかったねー」


またムジャキな顔に戻ってそう言う雅紀をキッと睨みつける。



「オマエ……家帰ったら……覚えとけよ?」

「くふふ。じゃーあ、早く帰ろ?」


そう言って俺の腕に自分の腕を絡ませてくる雅紀は……もうどっちなんだかわかんねー。


でも……



「今日は寝かさねーからな?
覚悟しとけよ」



そう言って、俺の言葉に微笑み返す雅紀の唇に噛み付くようにキスをした。



おしまい


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ほら、やっぱりよくわかんない…(笑)