《櫻葉短編》俺だけのコオ先生 前編 | sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

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赤さんと緑くんによるソフトな萌キュンイチャコラですが、激しめなものも書いておりますので未成年の方、男性の方はご遠慮下さい。

コメントは基本的に未承認にしております。



ドラマ、めっちゃ良かったよね!

叫びたいけど、この人に代わりに叫んでもらいました(笑)

ネタバレしてるのでまだドラマ見てない人は要注意。


。。。。。




……間に合うかな?



俺はマネージャーが運転する車の後部座席に体を沈めながら時計と窓の外を交互に見ていた。



今日から始まる雅紀のドラマ。



なんとかリアルタイムで見られるように仕事もがんばって巻いてきた。


でもやっぱりギリギリで……


送ってくれてるマネージャーにはなんの罪もないけど、後ろからジトーっとした目線を送ってしまう。



「……櫻井さん、着きましたよー」


マネージャーがそう言って車を止めたとたん俺はドアを開けていた。


「…櫻井さんっ?」

「悪りぃ!ありがと!お疲れさん!」


俺はそう言いながら車から飛び降りてマンションまで走って行った。



エレベーターに乗りながらまた腕時計で時間を確認する。


今さらながら高層階に住んでる自分を悔やんだ。



エレベーターからも飛び降りて、走って家に駆け込む。


荷物を持ったままテレビを付ける。



「……、はぁー。間に合った……」


安心して、そこで初めて荷物を下ろしてソファに座り込む。




あ、始まった。







神楽坂の街並みが映されて……もうのっけからおもしろくなりそうな予感しかしない。


で……



ん?へそ??





……おい!なにをいきなりサービス ショットしてんだ!







でも……雅紀の寝顔、やっぱりカワイイ~。

この寝顔を俺以外に見せるのはなんだか悔しかったけど……


でも、俺と寝てる時の雅紀はもっとカワイイもんね!


こんな風に、どこか芝居じみた寝顔じゃないもんね!



さっきまで悔しがってたくせに、今度は意味のわからない優越感で胸がいっぱいになる。


目が覚めた時に『おはよぉ……しょー、ちゃ……』ってまぶたを少しずつ開けながら掠れた声でそう言う雅紀がまたカワイイんだよなぁ……。


俺はそんな雅紀にそっと キスしてやって……


雅紀が俺の 首に 両手を 回してきて……キスが 深くなって……そのまま……



……って、ドラマ、ドラマ!!



なにを妄想にふけってんだ!



ドラマの雅紀はやっぱり、いつも動物に関わってる雅紀らしい暖かく柔らかい 表情で、自然体で……


これってドラマだよな?

ドキュメンタリーじゃないよな?



それくらい、動物に対する雅紀は自然体だった。


内容も、ジーンとくるかと思えば、クスッと笑える場面もあったりして。


俺はどんどんドラマの中に入り込んでいた。


途中、飲み潰れて女優の肩で寝てる雅紀にまたモヤモヤしたけど……


俺だったら膝枕してやるもんね!


んで、俺の膝で気持ちよさそうに眠る雅紀の髪をすいてやって……



俺がまた妄想に走ってると玄関の方で音がした。


「ただいま~。あ、しょーちゃん見てくれてたの?」

「雅紀、おかえり。リアルタイムになんとか間に合ったからな」

「そっかぁ。なんか恥ずかしいな」


雅紀がそう言って俺の隣に腰掛けてくる。

俺は自然と雅紀の腰 に手を 回して 引き寄せる。

雅紀もそんな俺に身をゆだねて肩に頭なんか置いちゃって。


こんな状態でドラマを見れるなんて俺はなんて幸せものなんだ!



「……なんかしょーちゃんニヤニヤして気持ち悪いんだけど……」


雅紀が俺の顔を見て少し身を引く。



「あ、イヤ……悪りぃ、」

「しょーちゃん、ドラマ見てないで変なことばっかり想像してるでしょ?」

「そっ、そんなこと……」

あるかな?


「イヤッ、だってさぁ…のっけからオマエの へそ 見せられたり、寝顔見せられたりさぁ…そりゃ妄想もするだろ!」

「しょーちゃんのヘンタイ!
これ、そんなドラマじゃないから!」

「わ、わかってるって!
……ほら、CM終わったから続き続き!」


俺はムリヤリごまかして雅紀と一緒にまたテレビへと目を向ける。


そのあとは俺のおかしな妄想を 掻き立てられるどころか、ちょっと泣きそうになって涙を見られないようにするのがタイヘンだったけど……。



「…はぁー。いいドラマだった……」


少し前のめりに座ってた俺はソファの背もたれにドカッと持たれてため息をついた。



「そぉ?ありがとね。現場もすっごい楽しいよ!」

「そりゃよかった。これから金曜日は仕事巻きまくってそっこー帰ってこなきゃなぁ~」

「もぉ、しょーちゃんてば。
どうせ録画もしてるんでしょ?」

「そんなの当たり前じゃん。これから幾度となく見るんだから。なんなら雅紀の へそや 寝顔は一時停止したりスローで流したり」

「……お願いだからフツーにちゃんと見てね?」


また雅紀が俺を変な目で見てる。


「……わかってるよ?ちゃんと見ますよ?」

「ホントかなぁ?」



まぁ……かなり邪 な目でも見てしまうのは否めないけど……。


でも、それを抜きにしてもホントにいいドラマだった。


こんなドラマがなんで深夜に放送なのかが納得行かないけど。


エンディングが流れ始めると雅紀が立ってキッチンへ歩いていく。



「しょーちゃん、お腹空いてない?
こんな時間だけど軽くなんか作ろうか?」

「んー、そうだなぁ。
もっかい録画見ながら軽く食べよっか」

「……また見るの?ホントに好きだねぇ」


雅紀が苦笑いしてるのを端で見て、俺は来週の予告が始まったのでまた目を戻す。



「………………ん?」




来週の予告なんだけど……



「おい、雅紀……」

「え?」

「なんだよ、コレ……」






テレビには雅紀の入 浴シーンが流れていて……

さすがに全部は見えてないけど……

なんか、この見せ方が……逆に 妄想を 掻き 立てられるって言うか……



「あ……。えと、こんなのただのお風呂のシーンじゃん!別に変なことしてるわけじゃないし……」

「それにしても毎週こんなサービス ショット出すのかよ!」

「だから別にサービス ショットなんかじゃないから……」


困った顔をしながら雅紀が戻ってきた。



「あくまでほんわかしたヒューマンドラマだからね?そんな変な想像してるのしょーちゃんだけだからね?」


俺の足元に座り込んで上目遣いで見上げてくる。



「それでもダメ。
雅紀 の裸 見ていいのは俺だけ」


そう言いながらソファから降りて雅紀に 覆いかぶさる。



つづく……


この先は何回やっても消されるから別部屋!!




♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*

しょさん、代わりに叫んでくれてありがとう(笑)

ドラマなのにホントに自然体な雅紀くんに深夜ながらも癒された~(*´ 艸`)
しばらく寝れなかったよ(笑)

リアタイで見れなかった次女と今朝また見てました(*´꒳`*)

「まーくん、カワイイなぁ♡」
「ワンコのほうがカワイイ!」
「まーくんの方がカワイイ!」
「ワンコの方がカワイイ!」
「まーくんの方がカワイイ!」
「ワンコの方がカワイイ!」

……エンドレスでした(^ー^;)


つーか写真撮ってたら
「なんであいばちゃんのへんなとこばっかりしゃしんとってんの?」
って言われた……(ノω`)アブネーアブネー


コオ先生の少年役の子がかわいくて、どことなく雅紀くんに似ててそれにもまた萌えた♡




毎週金曜日が楽しみすぎる!!

みなさんの愛の叫びも聞かせて~(ノ´▽`)ノ♪