このままもっと vol.29 | sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

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赤さんと緑くんによるソフトな萌キュンイチャコラですが、激しめなものも書いておりますので未成年の方、男性の方はご遠慮下さい。

コメントは基本的に未承認にしております。




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。。。。。

S-side





あれから潤にふたりして俺んちまで送ってもらって。




まぁと一緒に帰ってきたのはいいんだけど……




しまった。

家の中が散らかったまんまだった。



ただでさえ、片付いてない部屋なのに。



急な長期出張でバタバタで用意して行ったから。



かろうじて生ゴミは片付いていたものの、



ソファには脱ぎ散らかした服が散乱しているし、テーブルには読み終わった新聞や、仕事で使う資料などが積み上がってるし。




どう見ても人を呼べるような部屋じゃなかった。




「ごめん……いつもは、もう少し…片付いてんだけどな?」


慌てて弁解しながらテーブルの上の新聞や資料を片付け始める。



「……ああっ!ゴメン!すわれねーよな!」


そう言って資料をテキトーに投げると、今度はソファの上の服をまとめて抱える。


それを洗濯機に放りこんでくると、まぁがなんだか嬉しそうな顔をしている。



「え……なに?なんで笑ってんの?」

「くふふふ…ごめんなさい…笑っちゃって……」

「イヤ、そりゃ笑えるよなぁ?こんなに散らかってたら……」

「……違うの。嬉しいの」

「え?嬉しい?」


まさかの返事に思わず聞き返す。


「うん。いつも、オレと会う時もキチッとしてたエリートさんが…実はこんなにだらしないなんて…カワイイなって思って……それに、」

「それに?」

「それを、オレに見せてくれるだなんて……なんか、嬉しくて……」

「え?あ、そ、そうなの?」

「うん、それだけ、心を許してくれてるのかな、って……」


そんな、照れたようにはにかむまぁを、俺は抱きしめずにはいられなかった。




「まぁ、っ……!」

「んっ……くっ、苦し……」

「あっ、ああ、ゴメン……」

「ううん、いいの。もっと……」

「え?」

「もっと……ギュッて、して?」


俺の腕の中でそんなカワイイこと言われたら、もう止めることなんてできない。



俺はまぁをギュッと抱きしめて、そのまま熱いキスを交わす。



久しぶりのその感触に心ごと持っていかれそうになる。



「まぁ……まぁ……愛してる……」

「んっ……しょ、さん……オレ、も……」



少し開いた 唇から 舌を 滑り込ませてまぁの 口 内を 侵食する。



まぁもそんな俺を受け止めてくれる。



「んっ……まぁ……まぁ……」

「しょーさ、んっ……んんっ……もっ、と……」

「も、煽んな……ガマンできねー……」

「ん、ガマン、しないで……」


せっかくエリートらしく、紳士的に振舞おうとしてるのに。


まぁ、この部屋を見られた時点でそれはないか。



「もう、止まんねーよ?」

「うん…翔さんがいい……」

「その前に……」

「……え?」

「まぁの、ホントの名前、教えて?」

「……あ…………えっと、まさき……あいば、まさき……」


照れくさそうに名前を教えてくれる。


ずっと、ずっと聞きたかった名前。




「雅紀……」

「ふふ、嬉しい……」

「雅紀……雅紀、っ!」


俺は再び雅紀の唇を塞いだ。


そして、もつれるように寝室になだれ込んだ。





つづく……





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さて、次は……(笑)