《櫻葉短編》恋するキューピッド《番外編》後編 今日はファッションショーの日 | sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

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赤さんと緑くんによるソフトな萌キュンイチャコラですが、激しめなものも書いておりますので未成年の方、男性の方はご遠慮下さい。

コメントは基本的に未承認にしております。




↓前回はコチラ







。。。。。






俺はとっくにショーが終わってもイスからから立ち上がれないでいた。





もう会場には誰もいない。






マサキは……この世界にいた方がいいのか?





俺のそばにいるよりも……その方がいいのかな?





俺のそばにいたら、マサキの可能性をつぶしてしまう?






「翔ちゃーん!」


そんな事を悶々と考えてるとマサキが帰ってきた。




俺の元にまっすぐ走ってきてそのまま飛びついてきた。





「翔ちゃぁん。今日の僕、どうだった?」




「ん……すげーカッコよかったよ……」



そう言って優しくキスをする。




「マサキも……楽しかった?」





「うん!翔ちゃんが見てると思って張り切っちゃったぁ」





「そっか……」





そうだよな……やっぱり……





「マサキ……」





「ん?なぁに?翔ちゃん」





「オマエ、俺から離れて……本格的にモデルやるか?」





「え?どういう事?」





「モデルするなら、俺のそばにいるよりちゃんとしたとこに行った方がいいんだよ」





「……なんで翔ちゃん、そんな事言うの?

もう僕、翔ちゃんのそばにいちゃダメなの?

翔ちゃんは僕がいなくなっても平気なの?」






「ダメじゃねーよ!平気なわけねーじゃん!

俺だって辛いよ!

心臓えぐられるより辛いよ!

でも……マサキのためを思ったら……」






「僕のため?


じゃあ簡単じゃない」





「……え?」





「僕は、翔ちゃんのそばにいたいんだから。

そのためならモデルなんていつでもやめるよ?」






「マサキ……ホント?」





「うん。ホントにホント。

それに翔ちゃん……忘れてない?」





「え……?何を?」






「僕は……キューピッドだよ?本職……

モデルを本格的になんてできるわけないじゃない」





「あ…………ふふっ、そっか……そうだな……


じゃあ、マサキはずっと俺のそばにいてくれるの?」






「そう言ってるじゃない。

翔ちゃん、ひとりで考えてひとりで決めちゃってるんだもん」





「うん、ゴメン……」






「翔ちゃん……早く……おウチに帰ろ……?

今日こそ……翔ちゃんのモノに、してくれる?」




そんな鼻が触れるかの距離で、照れた顔で言われたら……今すぐ押し倒しそうになるじゃねーか!






「マサキ……うん、俺も……オマエが欲しい……」



俺はそう言って、マサキを引き寄せてキスをしようとしたらマサキが目の前から消えた。





「ひゃっ!?」




見上げると松岡さんがマサキを肩に担いでた。





「松岡さん……?」





「悪りぃな。まだもうちょっとマサキを引退させる気はねーんだわ。

マサキ、今からちょっと打ち上げに顔出すぞ」





「あ、はい……って、ええっ!?このまま?」


マサキが松岡さんの肩の上でジタバタするけど松岡さんは動じない。





「翔、マサキ借りるぞ。

12時までには帰すからよ。

あ、でも12時に帰しちゃタイヘンか?ははっ」




そう言いながらマサキを担いで行ってしまった。






「翔ちゃーん!!早く帰ってくるからおウチで待っててー!!!」



マサキの声が小さくなっていく。




「マサキィーーー!!!」





このままひとりで帰れってか!?


しかも12時過ぎたら夜のマサキに……


うぉい!ヤバイじゃねーか!!


それならいっそ朝に帰ってくる方が……


イヤ、それも淋しすぎる!


でも夜のマサキで帰ってこられても俺がアブねー!







……ん?でも、なんで松岡さんがあんな事……?



なんで12時過ぎたらヤバイの知ってんだ?





…………なんで?







♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*




ゴメンなさい、前にアップしたはずのお話しをまた載せてしまって……。


今見たらナゼか消えてて……アプリに保存してた分だと思って間違えて消したと思う……。


記憶を呼び起こしてまた書いたから前のとちょっと違うかもしれないけど……なんならもっかい楽しんでください(^ー^;)

ホントスミマセン(>人<)


前の記事にコメント下さってた方、ホントにスミマセン(´×ω×`)