どうもぱちんこ特許チャンネルです。

 

 

気付けば今年も残りあとわずか。

 

2023年がどんな一年だったかはさておき、残り1ヶ月と少し、やり残したことがないようにしたいですね。

 

 

 

――さて、12月はまた色々と新台が予定されていますが、その中でも特に注目度が高いのは『ぱちんこシン・エヴァンゲリオン』ではないでしょうか。

 

個人的にも「TV版」をリアルタイムで視聴し、「旧劇場版」も「新劇場版」もすべて映画館で観たくらい好きな版権なのでとても楽しみにしています。

 

ちなみに、原作好きではありますが、だからといって別に「パチンコ・パチスロが原作に忠実でないと許せない派」ではありません。

 

 

 

したがって今回は「原作と違う!けしからん!」という話をしようというのではなく、パチンコ版と原作とでどのような違いがあるのかを確認しつつ、

 

最終的には「原作との違いもひっくるめて楽しもうぜ」という方向に進めたいなと思っています。(願望)

 

 

 

というわけで、

 

今回は難しすぎてついてこれない(私もついていけない)シン・エヴァの映画の世界(以下、シン劇)とパチンコのエヴァ16の世界(以下、シンエヴァ16)の違いを見ていきましょう。

 

と言っても現時点(実際にこれを書いているのは11/11)で公開されている情報としては、公式がYouTubeにアップしている「プロモーション映像」と「ストーリー映像」の2本のみ。

 

なので今回はそのうちの「ストーリー映像」のナレーションをすべて文字に起こし、それが原作通りなのか、それともパチンコオリジナルなのかを見ていきたいと思います。

 

 

①「プロモーション映像」

 

 

②「ストーリー映像」(今回使うのはこちら)

 

 

さあ、元気に文字起こしいってみよー

 

 

「エヴァンゲリオン、最終章。

 

自らの望みを叶えるため、

ゼーレによる人類補完計画を推進する碇ゲンドウは、

その遂行のため、ネルフ本部に眠るエヴァ13号機の起動を試みる。

 

一方、ミサト率いるヴィレは、その野望を阻止すべくヤマト作戦を決行。

ネルフ本部への総攻撃を仕掛けるも、ゲンドウによる13号機の起動を許してしまう。

 

自らの運命に立ち向かうことを決意したシンジは、すべてに決着をつけるため、アスカ、マリと出撃する。

 

世界の命運をかけた最後の戦いが、いま始まる。

 

ぱちんこシン・エヴァンゲリオン。

物語は、誰も見たことのない結末へ。」

 

 

ふむふむ、なるほど。

それでは気になった部分を1つずつ確認していきましょう。

 

なお、私は「エヴァのすべてを完全に理解しているマン」ではなく、少し前の休みの日にYouTubeでシンエヴァの考察動画を見まくっただけの「知ったかマン」なのでお手柔らかにお願いします。

 

 

 

 


■自らの望み(=ゲンドウの望み)

 

 

◆シン劇では・・・

これはズバリ「ユイとのイチャラブ生活を取り戻すための世界の書き換え」ですね。

それを実現するために「自分が神になること」も自らの望みと言えるでしょう。

 

前回の世界(TV版、旧劇場版)では「よーし、僕が神になって次の世界ではユイとずっとイチャイチャできるようにするぞ」と頑張っていましたが、結局ゴルゴダオブジェクトに到達したのはユイ&初号機でした。

 

今回の世界ではどうなったんでしょうね照れ

 

 

◆シンエヴァ16では・・・

ぱちんこのいいところは「わかりやすく、ボーッと打てること」なので、複雑なシナリオ設定なんて気にするだけ野暮というもの。

 

ここで言う「自らの望み」もせいぜい「ユイにもう一度会いたいなー」くらいのゆるふわ設定だと受け止めておきましょう。

 

シンエヴァ16ではゲンドウのことはピーチ姫が大好きなクッパだと思っておけば十分です。

 

 

 

■ゼーレによる人類補完計画を推進する

 

 

◆シン劇では・・・

まず、ゼーレの人類補完計画とゲンドウの人類補完計画は違います。

 

👉ゼーレの人類補完計画

・魂の浄化(フォースインパクト)

・使徒を殲滅してその地位を奪い、知恵を失って永遠に存在し続ける「神の子」となること

 

👉ゲンドウの人類補完計画

・世界の書き換え(アディショナルインパクト)

・フォースインパクトはそこに至る過程の1つ

 

ちなみにゼーレは「新劇場版:Q」のフォースインパクト発生(未遂)時点で御役御免となっています。

 

ゲンドウ

「契約改定の時がきましたわ。ほなさいなら。人類補完計画と神殺しは私が案配ようやりますんで」

 

ゼーレ

「べ、別にこれでいいんだからね。人類の補完、安らかな魂の浄化をお願いするわ」

 

そんなわけでシン劇にゼーレは出てきません。

 

 

◆シンエヴァ16では・・・

そんなややこしい話、ぱちんこにはノーサンキュー。

 

なのでこれもパチンコオリジナル展開。

 

「ゼーレの人類補完計画」ってなんとなく響きがかっこいいしみんなよくわからないから納得してくれるよね。

 

 

 

■ネルフ本部に眠るエヴァ13号機

 

 

 

◆シン劇では・・・

これまでのエヴァ(TV版、旧劇場版、序、破、Q、パチンコのエヴァ)を見てきた人や、シン劇の後半の展開に理解が追いつかなかった人は、「ネルフ本部」と聞くと「箱根」を思い浮かべますよね?

 

・ピラミッドのてっぺんでシンジが初号機に乗ってガンガン蹴っていたところ

・ゼルエルが一瞬で防壁を破壊して侵入してきたところに横から初号機が割って入って「ミサトさん!」と叫んでいたところ

・ゲンドウと冬月が「ぬるいな」「ああ」と言っていたところ

 

みんなの思う「ネルフ本部」のイメージってこんな感じですよね。

 

でも残念!

 

ヤマト作戦の舞台であり、エヴァ13号機が眠っているネルフ本部とは「旧南極カルヴァリーベース」です。

 

・・・。

 

・・・南極?

 

――そう、南極。(ちなみにセカンドインパクトの爆心地)

 

ヴィレの面々が「遠いわ、もっと近くでやってくれよ」と言ったとか言わなかったとか。(言ってない)

 

 

◆シンエヴァ16では・・・

今回のプロモ動画では劇場版の映像とぱちんこの映像がごちゃ混ぜになっているので、南極に着いたと思ったら突如ビル群の中で13号機と戦い始めるカオスな世界となっています。

 

――いいんです、細かいことは。

 

「ネルフ本部はね、みんなの心の中にあるんだよ」という開発者からのメッセージくらいに思っておきましょう。

 

 

 

 

■ゲンドウによる13号機の起動

 

 

◆シン劇では・・・

この輪っかよく見ますよね。

 

これは「ガフの扉」と呼ばれているもので、この画像の状態でガフの扉が開いているんですが、実はそうホイホイ開くものではありません。

 

少なくとも「覚醒したエヴァ」が必要となるわけで、13号機が起動しただけでは覚醒もしませんしガフの扉も開きません。

 

だからこそ新劇場版では、

 

【13号機(ダブルエントリーシステム=起動に2人のパイロットが必要)】

①オリジナルアスカの魂を仕込む

②Qで、シンジとカヲルが乗るよう仕向ける

③カヲルを13番目の使徒に落とす

④・・・

⑤・・・

⑥・・・

 

長い、長いすぎる。

 

なんやかんやあってようやく起動するわけですが、それらはすべてゲンドウの目論見によるものでした。

 

 

◆シンエヴァ16では・・・

おそらくスイッチか何かを押せば起動する優しい世界線なんでしょう。

 

省エネの時代ですから。

 

 

 

■自らの運命(シンジの運命)

 

 

◆シン劇では・・・

↑はマイナス宇宙(現実と虚構が同一化した空間)でのワンシーン。

 

このシーンの時点ではまだゲンドウが何をしたいのか正確には理解できていません。

 

「このまま父さんの言うとおりにしてはいけない気がする」という本能的なもので、ゲンドウに初号機を渡すことを拒絶したときの顔です。(この後、記憶世界で戦う)

 

ちなみに初号機vs13号機でひとしきり戦った後、

 

ゲンドウ「そうだ、これは力で決することではない」

シンジ「父さんと話がしたい」

 

という流れになります。

 

うん、平和的な解決方法ですね。話し合い、万歳!

 

 

◆シンエヴァ16では・・・

自らの運命・・・うーん、何でしょうかね。

 

「ゲンドウの望み(人類にとっての絶望)」に抗って世界を救うことが「シンジの運命(人類にとっての希望)」という設定だということにしましょう。

 

今、勝手に決めました。非公式に。

 

 

 

■世界の命運をかけた最後の戦いが始まる

 

 

◆シン劇では・・・

んー、どっちかと言うとヤマト作戦が最後の戦いかなあ。

 

そのあとは壮大な親子げんかと親子水入らずの話し合いしかないので。

 

 

◆シンエヴァ16では・・・

もちろんオリジナル展開。

 

アスカが出てきても別に文句は言いませんが、せめてマリは8+9+10+11+12号機ver.(背中に五重の光の輪があるやつ)が見たかったなー。

 

 

 

 

 

小難しいことなんてひとつも覚えなくても、エヴァが敵をやっつければOKという世界線で十分楽しめる。

 

でも理解するともっと楽しめる。

 

今回は単なるプロモ映像なのでもちろんツギハギ感やツッコミ所はありますが、原作を知らなくてもクッパがフラワーを食べて城に変化し、マリオやルイージたちがそれに立ち向かってる感は感じられましたよね?

 

そう、これはもうマリオワンダーならぬエヴァワンダーです。

 

大人からこども(18歳以上)までみんなが楽しめる、それがエヴァ。

それでいいんです。

 

 

 

あ、ちなみにシン劇における「ネオンジェネシス」とは、それまでループしてきたエヴァンゲリオンの物語を終わらせ、エヴァがなくても人が生きていける「世界の新たな創世」を意味します。

 

 

つまり、

 

・ゲンドウの望みが叶う

→エヴァンゲリオンがある世界が再びループする

→特報!早くも続編製作決定!(コナンか)

 

・シンジの望みが叶う

→さようなら、全てのエヴァンゲリオン

→残念!エヴァとはもうお別れです。

 

ということになります。

 

うーん困った。

 

ぱちんこ業界的にはネオンジェネシスが達成されない方がいいような。

 

ここは原作通りにならないことを祈りましょう。

 

 

はい、オチになってるかどうかわかりませんが、今日はこの辺にしておきます。

 

また追加情報や試打動画等がアップされたらパチエヴァの世界線がどうなっているか確認してみたいと思います。

 

 

 

今日はここまで。

 

 

 

それではまた。