どうもぱちんこ特許チャンネルです。

 

おお、リモートっぽい(笑)

 

 

再び全国でコロナの感染者が増えてますね。

皆さんも出勤時や外出時など十分お気をつけ下さい。

 

 

さて、これまでに何度か遊タイム搭載機種の比較を行ってきましたが、

今日は遊タイムを「つける場合」と「つけない場合」とで、見た目のスペックがどれくらい違うのか比較してみたいと思います。

 

 

1.結論

 

え?いきなり結論?

はい、結論から先に言うと遊タイム搭載機は「基本的に」スペックダウンします。

 

何故かというと、(遊タイムの強弱にもよりますが)最低でも一定期間ベースが上がるわけですから、その分の出玉をそれ以外の部分で補う(スペックダウンさせる)必要があるからです。

 

 

もちろん従来のスペックを維持して遊タイムをつけてもいいですが、元々限界ギリギリのスペックを保通協に持ち込んでいます。持ち込む側の希望としては適合率100%であってほしいですが、試験結果で見ると適合率は大体30~40%くらいですね。

 

いちいち計算しなくてもその「限界ギリギリのスペック」に遊タイムが加わればその分不適合となる可能性が高まることは明らかです。

 

 

下限のクリアのサポートになると思うかもしれませんが、発動まで確率分母2.5倍~3倍かかる時点で短時間の下限のクリアのサポートになっていませんし、不適合の要因は圧倒的に「上限を超えた」です。

 

今の切り取り方式(と噂されている)試験では、(ほぼ)大当りとなる契機を増やすと、そこから連荘して上限を超えてしまうこともあるため不適合となるリスクが高まります。

 

 

 

 

 

2.メーカーの選択肢

 

各メーカーは、大きく分けて以下の選択肢の中から、いずれかの選択を迫られます。

 

①適合率を維持したまま遊タイムをつける

・適合率は30~40%(メーカーによって差はある)なのでこれまで通りの持ち込み本数で販売機種を用意できる

・スペックは(多少)下がるので遊タイムがあるという点以外では他機種より見劣りする

 

②スペックを維持したまま遊タイムをつける

・スペックは見劣りしないので遊タイムがある分さらにセールスポイントになる

・適合率が下がるので下手すると販売計画に支障をきたす(適合しなくて売る物がない)おそれがある

 

③遊タイムはつけない

・従来通りなので適合率の計算もしやすい(販売計画に大きな狂いが生じない)

・遊タイムがない点を遊技者がどのように受け止めるかによっては稼働に影響あり(現時点では不明)

 

 

先ほども書いた通り、限界ギリギリのスペックに超協力な遊タイムをつけて、なんならa時短もc時短もてんこ盛りで、なおかつ演出が面白すぎてやみつきになる機種が「神」であることは間違いないですが、現実はそんなに甘くありません。

 

 

②で書きましたが、会社として「適合しなくて売る物がない」という状況は非常にまずいです。上場・非上場どちらが良いかは知りませんが、こういう状況で思い切った選択がしやすいのは非上場メーカーかもしれませんね。

 

会社に余力があるなら、とにかく神スペックを適合させることに挑戦しやすいように思います。まああまり無責任なことも言えませんし、実際これは私個人の勝手なイメージに過ぎないので適当に聞き流して下さい。

 

 

 

 

 

3.マル秘スペックアップ術

 

マル秘とか言ってますが、胡散臭い話ではありません。

少し前に一部の内規が撤廃されたのをご存じでしょうか?

 

・通常ベース30以上

・ヘソ賞球4個以上

・電チュー賞球1個以上

・その他賞球3個以上

 

これらを定めていた内規が撤廃されました。

簡単に言うと「ヘソ1個賞球がOKになった」ということですね。

 

これをスペックアップにつなげる方法を今から説明すると夜が明けてしまうので、詳しくは他の方のブログ記事をご参照下さい。

 

ベース30以下の低ベースが可能!?(ペガサスさん:パチスロお気楽.com)

 

 

一言で言うと、「ベースを下げた分の出玉を大当り関連の数値に回せるので、ベース30以上の機種よりも見た目のスペックを良くすることができますよ」という話です。

 

 

これまでの話を総合すると、

 

高(1)遊タイム:なし、ヘソ賞球数:1個

↑(2)遊タイム:なし、ヘソ賞球数:3個

↓(3)遊タイム:あり、ヘソ賞球数:1個

低(4)遊タイム:あり、ヘソ賞球数:3個

 

見た目のスペックはこうなりますね。

 

もちろん遊タイム性能が強いなら、総合力で1位に躍り出る可能性があることも付記しておきます。

 

 

 

 

4.直近の機種の比較

 

前置きが長くなりましたが、スペック比較に入ります。

 

なるべく遊タイムの有無での違いがわかるようにしたいので、その他の条件面が似ている機種を選択しました。

 

・シンフォギア2(遊タイムなし)

・モモキュンソード(遊タイムあり)

 

さらに、ちょうどこのタイミングで義風堂々2のスペック(暫定版)が聞こえてきたので、ついでにこれも並べてみました。

 

 

それがコチラ↓

 

※義風堂々2はまだはっきりとした情報ではないので一部誤りがある可能性アリ

※義風堂々2は甘デジなので、その辺りは皆さんの方でうまいことアレ(脳内変換)して見て下さい

 

 

まず、先ほど示した(1)~(4)のどのタイプに当てはまるか見てみましょう。

 

(1)遊タイム:なし、ヘソ賞球数:1個⇒義風堂々2

(2)遊タイム:なし、ヘソ賞球数:3個⇒シンフォギア2

(3)遊タイム:あり、ヘソ賞球数:1個⇒モモキュンソード

(4)遊タイム:あり、ヘソ賞球数:3個⇒該当なし

 

 

モモキュンも見た目のスペックは気にしているようですね。

 

遊タイムを搭載するにあたって、ヘソ賞球数3個のままでは出玉、突入率、継続率などを削らないといけないので、ヘソ賞球数を1個にしています。

 

 

義風堂々2は、遊タイムを搭載して出玉面を削ることはせず、ヘソ賞球数を1個にした分も出玉に振っている「スペック特化型」ですね。

 

メーカーの判断として適合率を優先させつつも、決して妥協したスペックじゃないぞという気持ちの表れかもしれません。

 

 

シンフォギア2は、保通協に持ち込むタイミング的に考えて遊タイムの搭載を「十分に」検討する時間はなかったと思うので、元々遊タイムをつけるという選択肢はなかったんでしょう。

 

賞球数を1個にすればさらにスペックアップできたのにそれをしなかったのは、多くの人が打つ(尖ったスペックじゃない)ことを考慮して、ベースもある程度確保してあげたかったんじゃないかな、と個人的には思っています。

 

もちろん「賞球数1個のユーザー受けがあまりよくないから」という単純な理由かもしれませんよ。正解は開発者のみぞ知る、です。

 

 

ちなみに↑のスペック比較表を作る前に、遊タイム搭載分の出玉をどこか1つの項目(大当り確率、突入率・継続率・平均出玉など)で補った場合の表も作ってみました。

 

ただ、1つの項目で補うと影響が大きいのでまんべんなく散らす感じ(つまりモモキュンみたい)がいいよ、という「まあそりゃそうだ」という結論に至っただけなので表を載せるのはやめておきます。(横長の表なんですよ・・・)

 

まあ逆に言えば、まんべんなく散らしてあるので一見しただけでは気づきにくいけど、1つの項目だけに直して比較してみると結構違いがあるよ、ということですね。

 

 

 

 

5.まとめ

 

・遊タイムを搭載するかどうかの選択は「ないよりあった方がいいでしょ」みたいな軽いノリでは決められない

 

・賞球数1個にすると見た目のスペックはそれなりに見えるけど当たらないとキツイ

 

・突入率、継続率、平均出玉、最低ラウンド(最低保障)、すべてちょっとずつ少ないだけに見えても合算すると結構違う

 

 

 

ただし、先日も別記事にコメント頂きましたが、「遊タイムがあるという安心感が大きい」「遊タイムがショボいと、それを抜けたときの(データカウンタ上の)見栄えが悪い」という考え方ももちろん否定しません。

 

私は現金機(時短機)からCR機(確変機)への移行期は体験していませんので、どの程度の勢いでどのように浸透していったかは知りません。その辺りはご自身の先輩などからお聞き下さい。

 

今は過渡期なので、できる限り多くの声を拾って機種開発やホール運営の参考にして頂ければ幸いです。

 

 

 

 

今日はここまで。

 

 

 

それではまた。

 

アメンバーぼしゅう中 フォローしてね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓「ダブルブッキング」の展開の切り替えが面白かったです。

Hulu

 

 

ABEMAプレミアム

UQモバイル