どうもぱちんこ特許チャンネルです。

 

 

今日は昨日の続きではありません。

特に源さんの悪い点は思いつかなかったので、あれで終わりにしておきます。

 

それよりも、今週からホールに導入されている「いろはに愛姫」について思うところがあるので、書き綴っていきたいと思います。

 

今日もまた特許とは無関係なようにも見えますが、特許的な視点も強引に入れていきますのでご容赦下さい。

 

 

いろはに愛姫の基本仕様はこちら ⇒ P-world機種ページ:いろはに愛姫

 

重要な点だけ以下に列挙します。

 

・A+ART機

・設定は4段階(左、中、右、6)

・機械割は(設定がわかっている状態であれば)左・中・右:いずれも104%、6:106%

・設定左・中・右の違いは押し順リプレイ1~3(仮)の振り分け率(これがARTのG数の上乗せ率に影響する)

 

 

 

一言で表現するなら「甘い」機種です。

それがプラス表現なのかマイナス表現なのかは、これを読んでいる人の立ち位置によって変わるでしょう。

 

 

 

もちろんこれまでにもフル攻略で100%overを謳い文句にしていた機種は数多く存在していましたが、この「愛姫」をそれらと同じカテゴリーに入れるのはどうかと思い記事にしました。

 

 

まず単純に機械割だけを見ても104%は高すぎます(ゴージャグやファンキーの設定5と同等)。

 

それ以上に私が問題視しているのは以下の3点。

 

①機械割を下げる事象の発生頻度が低い

②設定看破までの期間が短い

③設定看破後は「低設定」が消滅する

 

 

 

・・・と、ここで、それぞれを詳しく見ていく前に少し前置きを。

 

 

遊技機メーカーの開発者はホールもプレイヤーもどちらも大切にしています。どちらかがいなくなってもいいなんて当然考えていません。

 

とは言え、まずは直接機械を購入して頂くホールさんの要望を叶えることが、機械作りの第1条件となることはプレイヤーの方にもご理解頂けると思います。

 

 

(規則は一旦忘れて)1/1で当たり続ける機械があったら、そりゃもう稼働率100%ですよ。あちこちでプレイヤーの素敵な笑顔が見られるでしょう。

 

(細かいことは全部忘れて)大当り抽選を行わない機械しかなく、それにも関わらず稼働率が100%ならホール関係者は心からのスマイルを皆さんに届けてくれるでしょう。

 

 

 

・・・でも実際には、(ホールから見た場合)所定の確率で当たってしまうし、(プレイヤーから見た場合)所定の確率ゆえに当たらない期間も存在します。

 

 

(ここで強引に遊技機特許のカットイン発生!!)

 

 

「保留に関する特許が100個(以上)もある」と言いましたが、それはすべて開発者の努力の結晶です。当たりじゃなくても「当たるかも」と思わせることに命をかけています。

 

 

(例)

・当たりが期待できることを早く伝えてあげたい⇒先読みで保留を変化させよう!


・当たり期待度を細かく教えてあげたい⇒色を複数用意して期待度を変えよう!


・期待度の低い色だとガッカリさせちゃうかも⇒途中で変化するパターンも入れよう!


・色だけだと飽きさせちゃうかも⇒発展先示唆や激アツ予告を示唆する保留も入れよう!


・あんまりやりすぎると重い女だと思われちゃうかも⇒保留先読みあり/なしを自分で選択できるようにしよう!

 


もうここまで来ると完全に女子。

そう、開発者は恋する乙女(みたいなもの)なんです。

(厳密に言うと、恋する相手はホールとプレイヤーの2人なんで三角関係ということになりますが)

 

 

 

話を「愛姫」に戻します。

 

私がこの機種に若干の憤りを感じたのは、この機種からホールに対する「愛情」を感じられなかったからです。

 

①機械割を下げる事象の発生頻度が低い

 

例えばディスクアップなら、小役取りこぼし、ボーナス察知(&入賞)の遅れ、ビタ押しミス等で機械割は下がります。

 

(設定1の場合)

【ディスクアップ】スイカ(8枚役):1/46.9、ビタ押しミスで上乗せなし(一部救済あり)

【いろはに愛姫】スイカ(4枚役):1/69.3、青7目押しミスでも押し順さえ合っていれば上乗せする

 

枚数が少なく成立確率が低いほど技術介入による差は少なくなります。

また、青7リプレイは「政宗」のようにRT状態を上下させるものではないようなので、押し順を間違えてもRT状態が下がるリスクはありません。

 

これでは条件が甘すぎます。

 

左1stに偏りを持たせるという考えはいいとして、3択で第1停止が正解していれば正解音を出し、さらにその先の2択(つまりトータルで6択)に正解して初めてG数を上乗せするくらいで良かったように思います。

 

もしくは3択で不正解の2つのうち1つはRT状態維持リプ、もう1つは転落リプ(リプレイ確率は高いけど青7リプレイ確率は下がるなど)でも良かったように思います。

(まだ詳しい仕様を把握していないので、もしかすると「ナオエ高確」の移行に関与するなどすでに対応済みだったらすみません)

 

 

②設定看破までの期間が短い

③設定看破後は「低設定」が消滅する

 

これは2つまとめて。

 

シミュレーションしていないのでザックリとですが、1,000Gもあれば設定は看破できるように思います。ビッグボーナス中だけの看破要素だったならもう少し時間がかかったかもしれませんが、ナオエ高確など看破機会が多すぎますので。

 

つまり、設定看破するまでの正確な機械割はわかりませんが、押し順正解率が1/2が1/4になるだけなので、さすがに90%前半になることはないと思います。仮に98%状態で1,000G回したとして、その後は104%状態で6,000~8,000G回せるわけです。

 

 

それ以上に私が問題視しているのは、104%状態になった時点で98%(仮)の機械がその店から消滅するという点です。

 

 

6号機の課題の1つとして「低設定が稼働しづらい」ことが挙げられます。

 

理想は4号機の頃のように高設定も低設定もフル稼働、それが無理でも5号機後半(5.9号機除く)の頃のように高設定はフル稼働で低設定もある程度稼働、です。

 

 

しかしこの機種は、一度104%になったらそれ以降98%(仮)に戻ることはほぼありません。

 

同じ人が打ち続ければ104%のままですし、人が代わったとしても「打ち手の技量」ではなく「左・中・右」のたった一言で伝達できてしまう情報で104%が維持されてしまうわけです。

 

 

そこに「愛」はあるのかい?と小一時間問い詰めたくもなるじゃないですか。

 

 

まあまだ自分では打っていないので、実際に打ってホールへの愛情を何かしら感じたらまた追記したいと思います

 

 

 

というわけで、今日はここまで。

明日のSISのデータを楽しみにしておきます。

 

 

 

それではまた。