2004年12月1日 | 元パチンコライターのブログ

2004年12月1日

●12月1日(木)曇り

 今日から師走。あと一ヶ月で2004年も終わりか。――と感傷的な気分になってばかりはいられまい。気合いを入れ直して自宅を出る。


 D店への道すがら、考える。大ヤマト2もそろそろシメ調整が目立ってきている。昨日のクギならおそ松も厳しいぞ。果たして打てる台があるのだろうか? まぐれ狙いのパチンコなんて、好きこのんでしたいわけじゃない。どこでもいいからクギをアケてくれないだろうか。悲観的な思惑が脳裏を支配する中、ふと空を見上げると、大きな鳩が飛んでいる。一面、雲に覆われていた空につかの間、朝日が差した。


 8時50分、D店着。いつものようにおそ松くんから。クギは昨日との比較。370番、372番辺りがシメ。本日のアキはなさそう。あまり本腰を入れて見ていないせいでしかと断言はできないが、今日はこのシマに手を出さない方が良さそうだ。


 続いて大ヤマト2。このシマにアキが無ければ、今日の勝ちはおぼつかないだろう。戦地に赴くような心持ちで大ヤマトのシマに行くと、全台に札が刺さっている。今日はイベントコーナーになっているらしい。このシマでイベントが開催されるのは初めて。イベントと言ったって、D店のそれはたかだか終日無制限になるだけのものだが、わけのわからない低俗な名称で客を煽るだけ煽る、他店のイベントよりずっとマシだろう。そういう嫌らしさがないからD店をネグラに定めたのだった。


 はやる気持ちで左端からクギを見たところ、2台目の23番台のワープ入口がアイている。ここをアケることもあるのか…。初めて見たぞ、こんなアキ。他の台を見歩いてみても、ワープをアケているのは23番だけ。23番といえば先週に〝お座り単発〟をやらかした台。あの時はワープ入口に玉がつかえて、欲求不満を抱いたものだった。それがプラスになっているということは、この台を出す意志があるということだろう。その他、昨日から引き続き打てそうな36番に加え、道クギのアウトを狭められている台が目につく。3番、6番、8番、10番といったところが候補になるだろうか。どこから打ち始めるかしばし迷ったが、取りあえずワープ入口が気に掛かるので、23番にタバコを置いた。


 羽根モノはアクアパラダイスの75番の寄りが若干プラス。80番、81番も据え置き。レレレは相変わらずのツラ。

  さて、23番台。ワープをアケたことにより、どれだけ回りがアップしているかが最大の焦点。回らないようならすぐにぶん投げるつもり。半信半疑で打ち始めたところ、ワープへの入りがすこぶる良い。前回打ったときにデキ悪ではないかと思っていたステージのデキもまあまあ。ステージの左側から中央へと寄りやすく、保4が点灯しっぱなしになることもシバシバ。全く回らなくなる瞬間もあるが、トータルで千円当たり26回転はありそうだ。上等、上等。これだけ回ってくれるのなら文句はない。しかし、液晶に目を向けてみると、アツい予告がほとんど出ないのが難点だ。いつしか投資は2万円を超えている。ステップアップの最終段階に発展しても、ウインドウには誰も出ないようじゃ、そうそう当たるもんではないだろう。リーチ後の予告なんて出る気配が全くない。まあ相手は500分の1の台。ここは気長に当たるまで勝負しようと思う。とはいっても2千回のハマリなんてイヤだな。そろそろ千回に到達するかと覚悟していた3万5千円目、本日初のガノンガイラーが登場した。大ヤマト砲フラッシュも複合。スペースゼロリーチに発展した。しかし(意外にも)「WARNING」にならなかったので、てっきりハズれるものだと思っていたら、違った。しかし、当たったのは2。再抽選はせず。ショウ然たり。


 2回目――回りは相変わらずの千円当たり26回転程度。しかし、ここでまたハマるようでは、到底期待はできまい。この日の展開を分ける重要な局面になりそうだ。確率以内で当たることが絶対条件。粛々と持ち玉を使っていたら、800個打ち込んだところでヤマトにビームが浴びせられた。これがチャンス目に発展して、スペースゼロリーチへ。と思ったら、さらに大ヤマト砲リーチに発展してくれた。が、当たったのは2・2・2。これが確変に昇格しなければ、さすがにやってられないだろう。期待を込めてボタンを押したら、最後の最後で5に昇格してくれた。念ずれば通ずの思い。時計を見たら12時10分。


 ★この度の規則改正で、確変突入率は高くなったものの、再抽選機能が廃止されたという。風適法のことはよくわからないが、これってどう考えてもおかしいだろう。再抽選機能が射幸心を煽るというのなら、確変突入率68%はなぜ許されるのか? また、再抽選が廃止ならそれでいいにしても、再抽選という言葉や文字を出さなければ再抽選のような演出を出しても構わないというのが、これまた解せない。何を考えているのやら…。毎度毎度のことながら、この業界の法律には首を傾げざるを得ない。


 3回目(確変中)――ワープ予告が20秒続いて、大ヤマト砲(横)リーチへ。6・6・6。これも再抽選で確変に昇格してくれた。


 4回目(確変中)――さんざんハマった挙げ句に4・4・4。二度あることも三度はなかったようだ。昇格はせず。


 5回目――大当り終了後の保留4回転目にあっと驚くワープ予告。15秒ほど続いて、もらった! と思ったらハズれてしまった。この後、台は沈黙に入ったよう。まあいいさ。持ち玉があるんだし、ここは攻め込む一手だろう。しかし、相変わらずアツい予告やスーパーの出が悪い。そんなの、別に意味はない! といってしまえばそれまでだが、さすがに退屈になってくる。うとうととしながら4200個ほど打ち込んだ時、突如、台がけたたましく鳴り始めた。ビーム予告が出現している。しかもガノンガイラーが出現して、いかにも大当りしてくれそう。一気に眠気が吹き飛んだが、これはハズれてしまった。しかし、ガッカリしている暇もなく、その2回転後に今度はワープ予告が! ワープリーチに発展して当たってくれた。が、当たったのは2…。


 6回目――前回の当りで確変を引けなかったのが痛恨。今日は不発か? 深追いはヤメた方がいいかもしれないな。――と、ぶつくさと言いながら打っていたら時短中に前回と同じようにワープ予告からワープリーチが出て、当たってしまった。しかし、またも当たったのは通常図柄。ア然としていたら、さすがに神様が気の毒に思ってくれたのか、オズマ艦長に昇格してくれた。本日2度目の確変を引く。14時30分。


 7回目(確変中)――打ちながら考える。本日の投資額は3万5千円。然るに現在の出玉は約5800個ほど。ここで、あと5回確変が続いてくれれば浮きになるというわけだ。確変が5回続くことなどこれまでの2分の1の台ではそうそうなかったことだが、大ヤマト2ならこれくらいは日常茶飯事。時折、普通ではないことをやってのけてくれることを知っている。さあ、これからだ。望みが通じたのか、ウインドウ予告でオズマ艦長が出現してくれた。これは確変確定じゃなかったっけ? 大ヤマト砲(正面)に発展して、あれっ? 1コマ過ぎてハズれたと思ったら、スペシャルカットインで確変大当り。


 8回目(確変中)――本日初のティム群が(やっと)出現してくれて、何のリーチに発展したか忘れてしまっったが、とにかく当たってくれた。1・1・1。


 9回目(確変中)――ここまでの連チャンで出玉は約9千個。逆転まであとわずか、と意気込んでいたら、ここで単発図柄につかまってしまう。2・2・2。


 10回目――先ほどの確変が逆転の領域まで到達しなかったのは残念だけれど、時間はまだ15時。まだまだチャンスはある。ここで早い当りが引ければ…と意気込んでいたが、残念ながら早い当りは売り切れてしまったようだ。時短中に白雪をハズしたのが痛い。3300個落ちでかかったガノンガイラーもハズレ。どうやらハマリの気配。

 ここはどこまで勝負すべきだろう? 連チャン前の出玉を下回ってしまうようでは、スランプ中の冷やかしになってしまう。よくやって連チャン分の出玉が飲まれるまでか。と、いうことは、7500個まで勝負ということだ。よし、やってやろうじゃないか。


 たまにかかるスーパーをハズしながら、とうとう7500個落ちの線まで来てしまった。もはやこれまで。上皿の100個ほどの玉が無くなったら、帰ろうと思っていた。ところがここで、ウインドウ予告のハグロから、何と大ヤマト砲(横)リーチがかかる。まさに降ってわいたよう。こんな弱い予告でも大ヤマト砲リーチが出ることもあるんだねえ。ボウ然としながら眺めていたら、当たってくれた。しかし、当たった図柄は4。時計は17時ちょっと過ぎ。


 11回目――時間的にも展開的にも、さすがにもうハマリには付き合っていられない。ここは早い当りだけを狙うことにする。とすると、800個落ちまでが妥当なところか。オマケを付けて千個まで打ち込んでみたが、当たる気配はナシ。そろそろヤメ時か。後ろ髪を引かれる思いで玉を代えたら5235個。悔しいけれど、帰ってヤケ酒でも飲むことにしよう。17時50分、退店。

 投資額=3万5千円。出玉=5千2百個。トータル=2万3千円のマイナス。