2009年9月26日 | 元パチンコライターのブログ

2009年9月26日

●九月二十六日(土) 晴れ


 青空に雲がたなびいている。暑さ寒さも彼岸までと言うが、今年はそれより随分前に夏、おわりぬの感がある。朝はいつも通り八時三十分頃に目を醒まし、やるべきことをてきぱきとやって、家を出たのが九時二十分。閑静な住宅街を抜けると、そこは大通り。だが、今日は土曜日ということで、平日とは車の量が段違いだ。天気の良さと静けさに気分を良くしながらひたひたと歩いていった。


 コンビニでスポーツ新聞を購入してサテンに着いたのが九時三十分。アイスコーヒーを飲みながら時間を潰す。ここからパチ屋までは三分ほどの距離。九時五十六分にサテンを出れば丁度いいことになっている。


 ところが今日に限って、従業員がドアを開ける時間が少しばかり遅いようだ。パチスロ客目当ての若者に混じって行列に加わるでもなく入り口を右往左往している内にドアが開いた。その一分間のなんと長かったことか。
 二階に上がって、右側のパチスロコーナーに向かう若者を横目に左端のミニミニモンスターから。釘は月曜日との比較。その月曜日はシルバーウイークとかいう五連休のまっただ中で、どのシマもずいと釘を閉められていたが、今日も給料日後の最初の週末と言うことで条件は絶悪。いつか打とうと思っていた238番もヘソを叩かれてしまったまま。


 続いてその背後のパワフル。257番が月曜日に道釘を閉められたのが痛い。実はその前々日の土曜日に開けられていたため、二日間打ったのだが、その二日間でトータル1万円ほどのプラス。このところのパワフルは総じてヘソ足らずのため、大して回らない状況が続いているが、この257番は打っていてデキが良いと感じている台。平行程度のヘソでも道のアウトが狭められていたら30回以上はあると踏んでいて、事実その通りの回り様だった。その257番が使えない今、パワフルには手を出さないでいた方が良さそうだ。


 残るは隣のシマのハネモノだけ。たぬ吉から見歩くと、いきなりあった。276番のオトシ入り口が開いている。反射的に煙草を置こうと思ったが、止めておいた。全部で7台のたぬ吉のシマは、どの台もオトシ入り口が開いているが、276番以外は閉めすぎを手直ししただけのように見える。よって、たぬ吉を打つなら276番。縁があったら、後で。


 その背中のマリンギャングは300番のオトシが開き。だがまあ、これも止めておこう。この台は総じてV入賞が辛く、打っていてあまり面白く思えないから。だがまあたぬ吉よりは脈ありの台が多そうだし、余程、のっぴきならない状況になれば、このシマを使うかも知れない。そうなったら嫌だな。万有を決して、その隣のオダテブタの釘を見る。


 302番のオトシそのものがいきなりデカい。303、305、306と4台固まってオトシが開いている。全6台中4台が開けられていることになる。よし、分かった。今日はオダテブタと付き合おうじゃないか。この中でどれが最右翼かとなると、オトシ入り口も大きく開いている305番だろう。短時間で過去の実績や釘の開け幅を反芻して305番に腰を下ろす。


 打ち始めると、いきなりオトシが大ナキするがVに寄らず。だが1000円で10個以上は役物に玉を入れられただろう。これだけナイてくれるからには捨て置けない。2000円打ったところでスペシャルルートに玉が向かい、V。だが、これは8Rだった。その玉を300個ほど打ち込んだところでV。今度は16Rを引いた。これで出玉は1200個ほど。これで食いついたかに思えたが、早くもスランプの気配。3Rを挟んで1200個の玉をすべて飲まれてしまった。時計は11時30分。


 これまでオダテブタを打った限りでは、最深部は1500個と見ている。ナキは衰えていないので、当然の買い足しに出ると、1000円を追加したところだから、1450個落ちで15RのV。これはまさに狙っていた線だと、気をよくする。


 ここからは1300個、1500個、1700個、2100個、2400個と、渋めの展開ながら徐々に玉が増えていき、2箱目を使える身分になった。


 ところがここが鬼の住み処。1000個打ち込んでも駄目。やがて3Rの当りが連発している中でのトータルの打ち込み数が1500個を超えてしまった。ナキも衰えていて、完全なスランプだ。


 なぜかこの日はオダテブタに(いつもはガラガラなのに)客が付いていて、この時点で満席。全員が多かれ少なかれ箱に玉を持っているのでやけに気が急く。よくよく見渡してみたら、自分が一番持っている玉の数が少ないじゃないか。止めた止めた。全部打ち込んでもう帰ろうと、やけになっていたら残り100個ほどのところでVに入った。これが15R。まったく面倒くさいことをしてくれる。粘ればまだ出るかもしれないが、こんな展開ではどうせ2000個が関の山だろう。そうでないのならば、ここはわざとらしくドギツイ出方をしなければいけないところ。上皿を打ち込んで3回しかナカなかったことで、完全に止める決心がついた。


 もう帰ろう。玉を代えたら1039個。レシートをカウンターに持って行ったら余り玉が239個だと。そうか、この店の両替のブツは1000円と3500円のものしかないから、2500円という額には換金できないのか。3箱のマイルドセブンとたった2つの両替のブツを手に退店する。13時29分。


 投資額=三千円。出玉=二千円。トータル=千円のマイナス。