「高次脳機能障害とは」で検索していただくと、たくさんのリハビリセンターや病院、県からの情報が得られます。


私の場合は、交通事故で車にはねられ、頭蓋骨骨折、脳挫傷、クモ膜下出血となり、3か月ほどで頭の傷は塞がったものの、


脳に負った傷は治っていなかったようで、

仕事に復帰してみたものの 


・頭が働かない

・どうしたらいいか分からずパニックになる(以前やれていたことなのに)

・感情が追いつかない

・目から、耳から入る情報が全部頭に入ってくる感じ

・長時間集中できない(2〜3時間が限度)

・とにかく疲れる…


と、すぐに仕事に行けなくなってしまいました。


寝ても寝ても疲れはなかなか取れず、

何日かすると鬱状態のような気持ちになり、

とてもではないですがフルタイムの仕事は無理でした。


かと言って、見た目はそのまま

頭の傷も髪の毛で隠れており、会話はできるし、はたから見て理解してもらえないので辛い思いもしました。



一緒に暮らしていた両親は、「あれ?なにをしようとしてたっけ?」と私の物忘れや注意障害に気づいてくれたので、

高次脳機能障害の検査を受けたり、リハビリ病院を受診することができました。



診断結果として…


私は元々の記憶力がよいことや考える力などがあったこと、短期集中はできたこと、障害者手帳をとれるほどの障害ではなく、

フルタイムの仕事は無理でも、少しずつ仕事をして身体と頭を慣らしていくことがリハビリだと言われ、それ以上の治療は何もないと終わりました。



検査で、言われた数字を反復していうことや

言われた数字を反対から言う検査などしました。


↑この反対から数字を言う検査とリハビリが本当に嫌で、する度に頭痛とイライラが募るリハビリでした。


結婚して出産してから分かったことですが、

感情の許容量が小さく、小さなことでも重なり、イライラと疲れが溜まると自分で感情のコントロールができず、大爆発を起こし、その辺にあるものをバキバキに壊すという、恐ろしいことになっていました。


子育てが大変な中、仕方ないとはいえ、この感情失禁が本当に家族に対して今では本当に申し訳なかったと思うくらい、恐ろしいです。


この頃のことが子どもに悪い影響を起こしていないか…と思います。


高次脳機能障害で性格が変わってしまったような方や

感情のコントロールができなくなってしまった方は周りも自分も本当に辛い思いをされていることと思います。