

PACEのパティシエの優一朗です

今回、長いときを経て完成させたのは、オレンジ色に輝く冬の宝石『干し柿』
干し柿なんて今まで作ったこともないので、どうなるものか心配してました。
PACEのバックルームの洗濯ばさみに吊るされ数週間

出来たんです

いやっ

お客様に頂いたお菓子などはすぐになくなってしまうのですが、僕の干し柿は誰にも手をつけられることなく、11個全てが残っていたのです。
みんな僕の作る干し柿を恐れていたのです。
いつ食べさせられるのか

そんな思いが交錯する中、本日、僕に神様が現れました。
うちのBOSSが長い間担当していて、毎回髪の毛をやりに来ていただいてる平古場さんです。
前回の干し柿のことを載せたブログを見ていただいて、僕に話しかけてくれたんです。
そして、まさかの言葉

『もらっていく

まさかっ 自分の耳を疑いました。
僕の干し柿を

驚きと嬉しさと不安
三つの気持ちが入り乱れ僕はバックルームに走りました。
まずは僕が、味を確かめなくては
みんなが敬遠するあの宝石の第一食めを自分で食することを決意しました。
恐る恐るかじってみると
『あっ!干し柿だ』
まぎれなく、その食感は数年前に食べた干し柿と一緒だったのです。
フロアに戻り、平古場さんに話してみるとびっくり!
平古場さんも食べてくれたんです。
なんて優しい人だ。
涙が出そうになりました。
出来上がった干し柿を2つラップに包み、平古場さんへ


僕に勇気と自信を与えてくれた平古場さん。
本当にありがとうございました