「心理的安全性」という心理学用語があります。


「心理的安全性」とは、「サイコロジカル・セーフティ(psychological safety)」を和訳した心理学用語で、ハーバード大学で組織行動学を研究するエイミー・エドモンドソン教授が1999年に提唱した概念です。


エドモンドソン教授は心理的安全性の定義について、1999年に発表した論文「Psychological Safety and Learning Behavior in Work Teams」の中で「チームにおいて、他のメンバーが自分が発言することを恥じたり、拒絶したり、罰を与えるようなことをしないという確信を持っている状態であり、チームは対人リスクをとるのに安全な場所であるとの信念がメンバー間で共有された状態」と述べています。


2015年に米グーグル社が、「心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである」と発表したことで注目を集めました。


エドモンドソン教授によると、心理的安全性の確保が阻害される要因として

①無知だと思われる不安

②無能だと思われる不安

③邪魔をしていると思われる不安

④ネガティブだと思われる不安の4つの要素を上げています。


つまり心理的安全性の確保がなされていない状態での診察やカウンセリングは、上記の要因からクライアント側が医師やカウンセラーからの反応に怯え気を使ったり、羞恥心を感じて自由に発言できないといった状態になります。


ですので医師やカウンセラーは、クライアントから信頼され、どんな発言をしても大丈夫なんだと安心させるような心理的安全性の確保された環境の提供をすることが重要です。