皆さんはうつ病やパニック障害になると、初めに精神科・診療内科に行くと思います。

精神科・診療内科に行くと基本的に薬物療法を行います。

薬物療法とは読んで字の如く、お薬を使って治療することです。

そして薬物療法を受けていてもなかなか症状が改善しない、または良くなった時期はあるのだけれどまた再発してしまうという方は多いのではないかと思います。

薬物療法というのは、お薬の成分で症状をコントロールしています。

ですので、良くなったと思いお薬を減らしたり、お薬を飲むのを止めるとまた症状がぶり返してしまう可能性が高いのです。

対して、心理療法というのはメンタルそのもの、つまり物事の考え方や捉え方の部分を変える療法です。

精神疾患に至る原因というのは医学的に完全に解明されていませんが、高い確率でストレスが関係しているのではないかといわれています。

例えば挨拶をして反応が無かったという出来事があったとして、

Aさんは「あれ?気付かれなかった?忙しくて聞こえなかったのかな?」という捉え方を、

Bさんは「えっ?もしかして無視された?わたし何かやらかした?」という捉え方をしたとします。

同じ出来事でもBさんのように必要以上に物事をネガティブに受け取ってしまうことにより、ストレスのダメージを大きく受け心身に影響を及ぼしてしまいます。

この物事に対する考え方や捉え方の部分を変えることにより、心にダメージを受けにくい状態を作ることができるといえるわけです。


この捉え方や考え方の部分は薬物療法ではなかなか変えることができません。

この考え方や捉え方の部分を変えるのに適しているのが心理療法といえます。

また考え方や捉え方が変われば、メンタルが根本的に改善されますので症状がぶり返してしまうという可能性は低くなります。

精神疾患を抱える方は基本的にネガティブな考え方や捉え方をしています。

ネガティブな考え方や捉え方をすることはダメなんだと頭で理解して変えようとしてもなかなか難しいです。

何故ならば、長年染みついていた考え方や捉え方が意識の90%を占める潜在意識の部分に入ってしまっていて、意識の10%しかない顕在意識の部分で変えようとしてしまっているからです。

この90%を占める潜在意識の部分にアプローチをして変化を与えるので、物事の考え方や捉え方を変えるのに催眠療法は効果的なのです。


ですが決して薬物療法を否定しているわけではありません。

薬物療法によって症状をコントロールすることにより、生活のし辛さを緩和し、QOL (生活の質)を維持し且つ心理療法により症状を根本的に改善するのが理想ではないかと思います。