〜13週


前回病院からもらった資料を読み返した。

そこには亥の日参りの案内があり、夫と「出生前検査の結果が出たら一緒に行こうね」と話していた。どこへお参りに行くかも決めていた。


この頃から、夜中に何度かトイレに起きたり、足がつるようになったりしていた。

徐々に腰痛も感じ始め、着圧ソックスと妊婦用の腰痛ベルトを購入した。



超音波検査当日


この日は夫も付き添ってくれた。

待合室で2人で待っていると、いつもより待ち時間が短く感じた。



やがて診察室に呼ばれた。


先生が超音波をお腹に当て、骨があるか、本数は足りているか、骨の長さ、首のむくみ、血流などを順番に診てくれていた。


太郎がお腹の中でくるくる動き回るので、

「また回っちゃったね。ちょっと待ってねー」

と、太郎が落ち着くのを待つ場面もあった。


検査自体は和やかな雰囲気で進み、私は特に何も疑っていなかった。

超音波検査が終わり、しばらく結果を待つことになった。



しばらくして看護師さんに呼ばれ、夫と一緒に診察室へ入った。


先生は私たち夫婦にこう言った。


「まず前回の血液検査の結果ですが、特に問題はありませんでした。麻疹の抗体もあります。」


私は少し安心した。

しかし、その直後だった。


先生は続けて言った。


「先ほどの超音波検査の結果ですが、ダウン症の可能性が4分の1という結果が出ています。母体血清マーカー検査を受けるか、もしくはそのまま羊水検査へ進むことをお勧めします。」



先生が理由として挙げたのは、


・首のむくみがちょうどボーダーラインであること
・鼻の骨が短いこと
・心臓の弁に逆流が見られること


この3点だった。



細かい数値や専門用語は、今となってはほとんど覚えていない。


先生の説明では、

どの項目も大幅に基準値を超えているわけではない。

ただ、それぞれの所見が少しずつ重なっていることは事実であり、胎児の発育がまだ追いついていないだけの場合もあるため、詳しい検査が必要とのことだった。


また、母体年齢も確率に反映されているという説明だった。



正直に言うと、私はどこかで陰性の結果が出るものだと思い込んでいた。

出生前検査を受けると決めたときも、不安はあったけれど、自分が陽性の結果を聞くことになるとは想像していなかった。


だから、「4分の1」という数字を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になった。

夫が隣にいたことは覚えている。

先生が説明を続けていたことも覚えている。

でも、その内容はほとんど頭に入ってこなかった。


私は質問もできないまま、

「羊水検査に進みます」

と返事をした。


先生の細かい説明を聞いているようで、実際にはほとんど聞けていなかった。