一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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現在工事進行中のお家に輸入クロス(壁紙)を使うことになりました。
これは完成予想イメージですが、キッチン背面の壁を板張りにするか迷った結果、クロス仕上げとすることに。
そして今回使う予定なのが巨匠ウィリアムモリスの「ブラックソーン」です。
正確にはモリスの一番弟子によるデザインらしいですが。笑
このクロス、10年前にも一度使ったことがあります。
木製サッシやヴィンテージ家具との相性は抜群でした。
輸入クロスに限らず、柄モノのクロスは空間の雰囲気を一変させますね。
そんな輸入クロスですが、お値段もなかなかです。
一般的な国産クロスに比べ、5倍以上コストがかかることもザラです。
なので泣く泣く諦める方も多いのですが、実は国内メーカーも輸入クロスのデザインを扱っている場合があるのです。
今回使う予定のブラックソーンもリリカラから発売されています。
価格は一般的な国内クロスと変わらないです。
しかし本物に見慣れているせいか、やはり質感やクオリティは落ちますね。
そもそも輸入クロスは紙で国内クロスはビニール、この素材の差も大きいのでしょう。
実物を並べてみました、上がリリカラで下が輸入クロスです。
ビニールクロス特有のテカりは仕方ないとしても、もう少しリアルに作ってもらいたいですね…
とはいえ遠目で見たら違いは分かり難いですし、なんと言っても低コストなのでそれを受け入れられる方は選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。
ついでに名作「いちご泥棒」も比べてみました。
こちらの方はまだ本物に近いかもしれませんね。
今まで何度も使ってきましたが、やっぱりいいですね。笑
どれだけ年月が経ってもいいものはいい。
最近はセリアなどでもモリスのグッズをよく見かけるようになりました。
モリスのデザインはすでに著作権が切れていることもあり100円で販売できるわけですが、嬉しいような悲しいような。笑
そして輸入クロスといえばWALPAが圧倒的な品揃えです。
ですが、モリスなどの有名な輸入クロスは楽天などでも買えるので、送料やポイントを考慮すると楽天のほうが安く買えるでしょう。
「うちも壁紙張り替えたいなあ…」
そんな時はリフォーム会社に依頼するのが一般的ですが、くらしのマーケットから依頼することも出来ます。
例えば、6畳の部屋で壁のみを張り替えた場合、13000円〜16000円(税込み)で行ってくれる業者もありました。
この金額ならかなり安いですね、うちではまず無理です。笑
ただし輸入クロスは注意が必要です。
作業費が割増になったり、そもそもお客様支給を受け付けてない業者もあります。
事前に必ず確認してくださいね。