
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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ステマ(ステルスマーケティング)とはSNSなどを用いて、あたかもそれが宣伝とは悟られないように消費者に宣伝すること。
よくある手法としては、商品メーカーが芸能人やインフルエンサーを利用して「この商品すごくいいので毎日使ってます~♪」みたいな投稿をさせたり、一般人を装ったSNSアカウントを大量に作ってそこで自社にとって都合の良い投稿をする、などその手法は多岐にわたります。
最近話題になってるのは某住宅会社のツイッターでのステマ(が疑われる)です。
全国展開するハウスメーカーですが、先日突如このハウスメーカーを称賛するようなツイートが急増したのです。
この異常な光景にツイッター民はすぐに反応します。
「ここまで露骨なステマは見たことない…」
「最近SNS上で悪い評判が多いから火消しに走ったか?」
住宅会社の社名がトレンド入りするほどでした。
ひと昔前と違ってステマに敏感な人が増えたので、上手いことやらないとこのような事態に陥るのです…
このハウスメーカーはそれを理解していなかったようですね。
以前こんな記事を書きましたが、ネット上には家づくり関する情報が溢れています。
住宅雑誌を購入して「この会社が作る家は素敵だね~ここにしようか~」という時代は終わりました。
便利になった反面、気付かぬうちに情報に支配されてしまう危険も増えておりその最たる例がステマです。
本当に評判が良く人気の住宅会社は、わざわざリスクを負ってまでステマを行いません。
ステマに手を出すということは、それなりの理由があるのでしょう。
これは11/18に国交省が公開した新設住宅着工数のデータ。
着目すべきは持家(注文住宅)の着工数が10ヶ月連続で前年同月比を下回っていることです。
ウッドショックを皮切りに建築資材の高騰が住宅業界に大打撃を与えていることは明白。
低金利が続いてることが唯一の救いですね。
アメリカでは住宅ローン金利が一時7%を超え、住宅市場の崩壊前夜と言われていますので。
不景気の時こそ、不確かな情報に左右されないネットリテラシーが求められます。
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