
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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ピクチャーライトはその名の通り、壁に掛けた絵画などを照らすための照明器具です。
この照明で部屋の明るさを確保しようというのは難しく、あくまでもインテリア的要素の強い照明です。
ピクチャーライトは壁面(絵画)を照らす為にシェードが手前側付いてることが多く、これなんかもそうですね。
(この照明に関してはシェードを回転させることが出来ますが)
要するに壁側しか明るくならないのです。
そんなピクチャーライトですが、用途を間違って使う方もたまにおられます。
例えば洗面台の照明として使ったり…
鏡の上にピクチャーライトを設置しても照らされるのは鏡。
光が反射して眩しいだけです…
お施主さんがピクチャーライトを洗面に使いたい!と言っても、営業や建築士は用途が違うということをアドバイスしなければいけません。
しかし照明の知識に長けた者ばかりではないので、お施主さんに言われるがままにすることも…
そして家が完成して照明のスイッチを入れた時に初めて気付くのです。
ちなみにこのような照明ならピクチャーライトととしてはもちろん、洗面などにも使えます。
照明に限ったことではありませんが、営業や建築士は家づくり関する幅広い知識を兼ね備えて置くべきですね。