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一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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本日、二級建築士試験の合格発表が行われました。

 

 

建築士試験は「学科」と「製図」の二段階試験で、学科の合格者のみ製図試験に進めます。

 

その最終的な合格率は約25%(一級は約10%)

 

 

 

 

学科は基本的に暗記で何とかなりますが、製図試験はなかなか大変です。

 

 

 

このような課題が配られ、制限時間内に要求される図面を描かなければいけないのです。

 

ちなみにこれは令和元年の実際の試験課題。

 

「夫婦で営む建築設計事務所を併設した住宅(木造2階建て)」

 

 

 

この課題文を解釈して、平面図や立面図を描いていくのです。

 

 

制限時間は5時間。(一級は6時間半…)

 

途中で休憩などなく、ぶっ続けです。

 

 

頭も体もおかしくなります。

 

 

 

しかも今のご時世に手描きなんですよ。

 

 

 

なのでいかに図面を速く描けるかが試験で重要になってくるんです。

 

そのため何十枚も図面を描いて、ひたすら作図スピード鍛えます。

 

 

 

これが実務で役立つかって?

 

 

超が付くほど無駄なスキルです。笑

 

 

そもそも今は皆がCAD(パソコン)で図面描きますし…

 

 

 

 

 

 

今となってはそんなスキルも失ってしまった私ですが、一級の製図練習をしてた時の写真が出てきました。(7年前くらい)

 

独学で勉強していたので、仕事後に毎晩家で黙々と図面を描き続けていました。

 

 

 

途中でうわあ!となって酒に逃げるのがオチです。

 

 

 

 

 

そして試験当日、試験会場を間違えました。

 

 

前年と同じ会場だと思い込んでた私は、朝会場に着いたら誰もいないことに愕然。

 

 

「え?今日じゃない??」

 

 

と思って受験票を確認しても確かに試験は今日です。

 

 

「もうすぐ試験開始なのに…受験者は自分だけ??」

 

そんなわけない。

 

 

 

 

そして受験票の会場の欄を見て全てを悟ります。

 

 

 

 

「あ、終わった…」

 

 

 

 

通りを行き交う人々の足音

 

公園から聞こえる子供たちの遊び声

 

排気ガスの臭い

 

晩秋の空の青

 

 

 

全てが意識から遠のきっ白な世界へ

 

 

 

 

(その後すぐさま10km離れた会場に向かい、何とか間に合ってこの年に合格しました)

 

 

 

 

私の話はこれくらいにしておいて、

 

製図試験にも一応「答え」というものが存在します。

 

 

 

これが標準解答例です。

 

色々とツッコみたいところはありますが、まあ黙っておきましょう。

 

 

 

そして立面図がこれです。

 

 

どうです?

 

やばくないですか?

 

昭和じゃなくて、令和の設計事務所兼住宅ですよ。

 

福祉施設などならともかく、デザインを生業とする事務所の外観がこれとは…

 

 

 

 

建築士試験はデザイン性といったものが、全く評価されないんです。

 

むしろ余計なことをすると減点です。

 

 

 

 

こんな試験いつまで続けるのでしょうか…

 

 

 

 

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