一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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生活に必要最低限のモノしか持たない人、ミニマリスト
建築にもそれに似たような考え方があります。
1900年代前半、有名建築家たちが機能的で合理的な建築を推し進めるようになりました。
それによって誕生したのが「モダニズム建築」
今から約90年前に建てられたコルビュジエのサヴォア邸(フランス)
モダニズム建築と言えばコレ!という人も多いのでは。
私は実際に見に行ったことがあり、建物内部も見学してきました。
現代的なデザインでとても90年前に建てられた家とは思えませんでしたね。
「装飾は犯罪である」
当時はここまで言う建築家もいたくらいです。
(さすがに言い過ぎ。笑)
建築は余計な装飾をせず、シンプルで合理的なほうが美しいとされたわけです。
ミニマリストの考え方にも通ずるとこがありますよね。
例えば照明に関してもこのような考え方があります。
「壁に照明なんていらなくね?」
「もっと明るいやつにしたら天井の照明1個で済むよね?」
このような意見も間違っていません。
しかし、これは好みや価値観の話になってきます。
照明器具をインテリアとして捉えるのか、ただの光源として捉えるのか。
なるべく照明器具は目立たせたくないというのであれば、ダウンライトを多用すれば良いですし、照明器具も楽しみたいというのであればペンダントやブラケットを織り交ぜて照明計画したら良いでしょう。
たったそれだけの話なんですよね。
インテリアだってそうです。
余計なモノを全て捨てて何もない空間に幸福感を得る人(ミニマリスト)がいれば、自分の好きなモノに囲まれて暮らすことで幸福感を得る人(マキシマリスト)もいます。
あなたはどちらですか?
私は自分の好きなモノに囲まれくらしたい、マキシマリストです。
部屋に好きな家具やお酒をバンバン置いています。笑
うちのお施主さんたちも、どちらかと言えばマキシマリストが多いように感じます。
間違ってはいけないのは、
モノは多ければ多いほど良いというわけではないということ。
モノで溢れかえっている=マキシマリスト、ではないということ。
マキシマリストだって自分の好きな空間に、余計なモノが加わるのは苦痛です。
そういった意味では、ミニマリストよりも余計なモノに関してはうるさいのかもしれませんね。
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