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一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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一昨年の夏に引き渡しをしたお宅にメンテナンスに行ってきました。

 

 

ある日突然照明が点かなくなった、というトラブルです。

 

 

お施主さん

「照明器具を取り外して、他の照明と付け替えたりしたんですけどダメですねえ。器具じゃなくて配線かスイッチに問題ありそうです。」

 

 

 

実は電気工事士の資格を持っているお施主さん、自身である程度まで調査してくれていました。

 

おかげで私たちのメンテナンス作業も10分程度で終了。

 

 

 

 

さすがに電気工事士の資格を持っているというのはレアケースですが、このようにお施主さんが自ら進んで家のメンテをしてくれるのは、私たち作り手としてはとてもありがたいことです。

 

 

家を大事にしてくれてるなあ、というのも感じますしメンテ内容によっては家の耐久性などにも影響してきます。

 

何より自分でメンテすることで家に対する愛着も増すのではないでしょうか。

 

そのためには住宅会社からのレクチャーも大切になってきますね。

 

 

 

 

 

しかし絶句したというのは、このことではありません。

 

 

 

丸2年経過したというのに、引き渡し当初とほぼ変わってないということです。

 

広大な庭の芝生も丁寧に刈られ、散らかりがちな洗面も「いい感じの生活感」です。

 

変わっていない、というよりもむしろ良くなっていましたね。

 

 

 

「掃除や整理整頓が行き届き、モノが少なくキレイな家」というのはよくあります。

 

 

しかし、「キレイな暮らし」を感じる家は案外少ないです。

 

 

モノが少ないわけでもなく、生活感も感じるのになんとなくオシャレな雰囲気が漂っている。

 

これが私の思うキレイな暮らしです。

 

 

 

 

 

ご主人はリモートワークということでダイニングでPC作業中でした。

 

居心地が良く好きなものに囲まれて仕事をする、これこそが真の働き方改革ですね。

 

 

 

 

 

コーヒー好きということもあって、キッチンにはこだわりのアイテムがずらり。

 

美味しいコーヒーにこの空間があれば、もうスタバ行く必要ないですね。

 

家電や小物のチョイスもセンスを感じます。

 

 

 

そうそう、ここでラッセルホブスのトースターを見て私も購入したんでした。笑

 

 

 

 

 

 

ちなみに引き渡し前に撮った写真がこちら。

 

 

世界観を守って細部まで作り込んでいるので、星条旗がインテリアとして成立するんです。

 

 

 

中途半端な○○風で仕上げちゃうと

 

「あ~あ、星条旗なんて飾っちゃってるよ…」

 

「流行りのデザインに流されたんだね…」

 

と、なってしまうので気をつけなければいけません。

 

 

 

 

 

更にはこのようなことを言う人もいます。

 

「こんなデザインがいいのは若いうちだけで、年取ったら絶対後悔するよ!」

 

 

全く理解できないわけではありませんが…

 

 

【人は年をとると和風が好きになる】

 

やはりこのような先入観だと思います。

 

 

 

私も後悔するという部分には一定の理解がありますが、ただそれは「インテリアデザイン」に対してではなく「中途半端に仕上げたこと」が原因だと思ってます。

 

 

ビニールクロスなどのいわゆる新建材で作り上げた○○風インテリア。

 

そのような内装は育たない(経年美化しない)ので、時が経つにつれて見るも無残な姿になり時代遅れ感がひしひしと…

 

 

 

新建材の全盛期だった30~40年前、その当時に建てられた家の現在の様子を見ると、とてもいい勉強になります。

 

 

 

 

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