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一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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キッチンの手元灯についての話。

 

 

ここのお宅はステンドグラスのペンダントライトです。

 

 

キッチンの手元灯はリビングやダイニングからよく見える照明なので、どんなのが良いか悩みどころですね。

 

 

しかしもう1つ忘れてはいけないのが、キッチンの主照明。

 

ここではブラックのスポットライトを使って、背面収納棚を照らしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも似たよう形状ですが、スポットライトではなく一般的な電球を使ってます。

 

 

スポットライトに比べ空間全体を満遍なく照らします。

 

陰影などの雰囲気はスポットには劣りますが、キッチンでの作業性は良くなりますね。

 

 

 

 

 

 

ここではアルミシェードをたくさん吊り下げました。

 

 

かもめ食堂というファンの多い映画がありまして、そこに登場する食堂にこのようなアルミ色のペンダントライトがたくさん吊り下げられているんです。

 

その映画のファンだったお施主さんのご要望で、このペンダント決まりました。

 

 

このように照明にシェードが付くと天井方向は暗くなるのですが、それはそれで良い雰囲気かと思います。

 

 

手元灯だけではなく、キッチン主照明も併せて計画することでより完成度の高いキッチンインテリアになるんです。

 

 

 

 

 

 

しかしですね、

 

手元灯はオシャレなペンダントライトなのに、主照明には長細い蛍光灯みたいな照明が付いてる、そんな施工例をよく目にします。

 

 

キッチンを雰囲気よくオシャレにしたいのか、作業性を高めて実用的にしたいのか、どっちつかずで…

 

 

ただひとつ言えることは、オシャレなペンダントライトと長細い蛍光灯みたいな照明はアンバランスだということです。

 

 

 

 

この原因は住宅会社側にあると思います。

 

キッチンの長細照明(略しました)を標準仕様にしてるので、

 

「キッチンの照明と言えばコレ!」

 

と固定観念が出来上がっているのでしょう。

 

 

 

そのことにお施主さんも疑問を抱くことがないので、オシャレな手元灯を選んで満足します。

 

 

 

しかしいざ家が完成してみた時に、

 

「あれ?なんか違うぞ…」

 

と感じる人も多いはず。

 

 

 

 

インテリアに限らず、家づくりにおいて固定観念は一番の敵ですね。

 

 

 

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