工務店は様々な武器を駆使して戦っている。
その中で1番手にしてはいけない武器が
「ローコスト」であることは間違いない。
大原則としてビジネスにおいて価格勝負になると
資本の大きな会社が有利になる。
これは住宅業界に限ったことではない。
しかし、それでも工務店は
ローコスト(価格勝負)の戦いを選んでしまう。
今から12年ほど前、
私の会社は某ローコスト住宅のフランチャイズに加盟した。
当時はローコスト住宅の全盛期で30坪で880万円や
1500万円を切るような住宅を販売するハウスメーカーがたくさん存在した。
その流れに乗り、わが社も企画住宅を柱としたフランチャイズに加盟金を支払い
ローコスト戦線に突入していった。
実はこの頃2006年に住宅販売価格は底に到達する。
その後リーマンショックなども起き、2012年頃まで低空飛行を続け
アベノミクス(金融緩和)をきっかけに住宅価格は上昇に転じる。
ローコストに参入したことはある意味時代の流れに沿ったものだった
のかもしれないが、やはり失敗だったと断言できる。
次回は当時のローコスト戦略の内容を細かく