「経営に成功するには」、「繁盛店になるには」差別化、差別化ってよく言うけど

 

でも、差別化の一体何がいいの?

 

会社や商品を差別化することでどのような具体的なメリットがあるの?

 

と聞かれると案外答えに悩みます・・・

 

 

そして答えは1つではないでしょう。

 

 

しかし、私なりの答えは

 

「商品(サービス)が高く売れる」

 

これです。

 

その理由をスターバックスコーヒーの成功例から説明します。

 

成功の立役者は現スターバックスコーヒー会長ハワード・シュルツ。

彼はとても優秀な実業家で、当時はまた小さかったスターバックスを

商品価格で勝負するのではなく、店の雰囲気に力を注ぎ他店との差別化を図りました。

例えば、おしゃれなコーヒープレスを売ったり

ディスプレイにはこれまたおしゃれなスイーツを並べ見栄えを良くしました。

 

他にもコーヒーのサイズを一般的なスモール、ミディアム、ラージではなく

ショート、トール、グランデと呼んだり

マキアートやフラペチーノなど高級な響きの商品も売りました。

 

当時の他のコーヒーショップとは一線を画した経営展開で

今のスタバが築き上げられたというわけです。

 

その結果、今でもお店には人が絶えず、あの高いコーヒーが飛ぶように売れるのです。

 

スタバファンの人は

「スタバに行こうか、それともコンビニの100円コーヒーにしようか」

などと天秤にかけるようなことはあまりしません。それが例え給料日前でも・・・

 

そもそもスタバで飲むコーヒーとコンビニで買って飲むコーヒーは

同じコーヒーであっても全く別物なんですね。

なので単純にコーヒーの価格だけを比べて損か得かを判断しません。

 

真のスタバファン(?)はあのおしゃれな空間でコーヒーを飲む優雅なひと時に

価値を見出しているので、必ずしもコーヒーの価格を高いと感じないのです。

むしろ安いくらいだと思っている人もいるでしょう。

 

 

これが差別化の成功例です。

同じ商品を売るにしても同じ土俵では戦わない。

そうすると不毛な価格競争には巻き込まれない。

 

 

工務店経営においてもこれはとても重要なことだと思います。

 

差別化の先に何があるのか。

 

これをしっかりと見据えることが大切だと思います。

 

 

 

ちなみに私はコンビニの100円コーヒーで満足する人間です。

正直、スタバの高いコーヒーをわざわざ買って飲む人たちがよく理解できません。

 

それは決して私の財布の中身が寂しいからではありませんグラサン

嫉妬や僻みでもありませんグラサン

そもそも選択肢として存在しないからですグラサン

そういうことにしておきましょう(笑)