【問1】
6人の子どもがいる家庭で、子どもの性別が上から
男 女 男 男 男 男
となる確率と
女 男 女 男 男 女
となる確率では、どちらが高いでしょうか?
【問2】
次回の宝くじナンバーズ4の当選番号が
7777
となる確率と
2635
となる確率では、どちらが高いでしょうか?
この2つの質問、答えはどちらも同じ確率です。
しかし、多くの人はどちらの質問も後者が起こりやすいと自然に考えてしまいます。
なぜこのように考えてしまうのでしょうか。
問1の場合、6人兄弟で男5人に女1人という組み合わせより
男3人に女3人のほうが集団全体の比率(地球上の男女は約1:1)を反映しているから。
問2の場合、「適当に選ばれる4つの数字はランダムになる」というプロセスが働いて
後者の数字2635のほうが前者の7777よりランダムな数字に思えるから。
私たちはよく分からない不確かな確率を判断する時、
つい経験則や先入観に頼って確率を導き出そうとしてしまいます。
例えば、宝くじのロトやナンバーズの過去の当選数字を全て書き出し
研究している人がいたとします。
そして過去に一度も当選したことのない数字を選んで宝くじを買っています。
さて、この行為に意味はあるでしょうか?