ソフトバンクがユーザーのために行っているサービス
「スーパーフライデー」
ドーナツやアイスなど無料のクーポンがもらえるとのこと。
そこで先日ニュースになったのが
「無料の牛丼に数時間並ぶ!道路は大渋滞!」
その日のスーパースライデーは吉野家の牛丼1杯無料クーポンでした。
この1杯380円の牛丼が無料で食べられるというだけで
人々は何時間も並び、吉野家周辺の道路には大渋滞が発生しました。
たった牛丼1杯のために寒空の下、何時間も並ぶなんて馬鹿らしい。
と思った人も多いでしょう。
でも実際に吉野家には大勢の人が並びました。
並んだ人は頭が悪いのか?とネット上で多くの意見がありましたが
私は単純にそうとも思いません。
冷静に考えれば牛丼1杯に数時間も並ぶなど馬鹿らしいですが
今回の出来事は様々な要因が重なって思考を混乱させました。
まずは「損をしたくない!」という感情。
せっかく無料クーポンをもらったのにもし期限切れになってしまえば380円の損です。
牛丼が食べたいかどうかは関係なく、
損をしたくない、もったいない、という人間の強い感情だけで不合理な行動を取ってしまったのです。
そして極め付けは「無料」という魔法の言葉。
数時間並んで牛丼並盛を食べた人は
「やった!タダで牛丼を食べれたぞ!」と満足しているかもしれません。
しかしそれは本当にタダだったでしょうか?
外で並んだ数時間は立派なコストです。
私にはとても牛丼がタダだったとは思えません。
むしろ普通に380円支払うよりも高いコストを支払っているように思えます。
これこそまさに無料という言葉の罠。
無料はとても魅力的です。
しかしほとんどの無料のモノは
実際には無料ではないとうこと。
無料の裏側にあるコストに目を向けてみましょう。